※ Microsoft365(旧Office365)PowerPointの画像で解説しています。
PowerPointのスライドを画像ファイルとして保存する方法
※1枚だけスライドを画像化するなら、対象のスライドのサムネイル画像(画面左端)をクリックで選択しておきます。
Step.1 「ファイル」タブを開き、「名前を付けて保存」をクリックする
「ファイル」をクリックして開き、左サイドメニューの「名前を付けて保存」をクリックします。
Step.2 パワポを保存する画像のファイル形式を選択する
保存のファイル形式を指定するボックスをクリックし、プルダウンリストから選択します。
パワポのスライドを画像で保存する主なファイル形式は以下の通りです。
- JPEG ファイル 交換形式 (拡張子.jpg)
- 四角形の一枚の絵で保存されます。高解像度の画像でも比較的ファイルサイズが軽く、普及度が高く、デバイスやアプリを選ばずに使用できます。再保存すると劣化します。
- PNG ポータブル ネットワーク グラフィックス形式 (拡張子.png)
- 透明を表現できる画像で保存されます。劣化が少ない上、普及度も高く、デバイスやアプリを選ばずに使用できます。高解像度の画像ファイルのサイズは重めです。
- スケーラブル ベクター グラフィックス形式 (拡張子.svg)
- 透明・アニメーションに対応。サイズを変更しても劣化なし。まだ普及度が低く、一部のデバイスやアプリでは使用できません。
Step.3 画像に変換したスライドの保存場所を指定する
「One Drive」に保存するなら、そのままで、「One Drive」以外に保存するなら「このPC」を選択し、画像に変換したファイルの保存場所を指定します。
Step.4 「保存」をクリックする
設定が完了したら「保存」をクリックします。
Step.5 画像として保存するスライドが「すべて」か「1枚だけ」かを選択する
「エクスポートするスライドを指定して下さい」というメッセージの下に「すべてのスライド」と「このスライドのみ」を選択するボタンがあります。どちらかを選んでクリックします。
Step.6 スライドが保存されたメッセージ画面が開いたら「OK」をクリックする
「各々のスライドは、独立したファイルとして*****フォルダーに保存されました」という確認メッセージが開いたら、「OK」をクリックします。
Step.7 画像に変換されたスライドがフォルダにまとめて保存される
指定した保存場所にフォルダが作成され、中にスライドの画像ファイルがすべてまとめて保存されます。
PowerPointで複数のオブジェクトをまとめ、図として保存する方法
Powerpointでは背景画像、写真、グラフィック、テキスト、図形など複数のオブジェクトを重ねて配置し、伝わりやすい資料を作ります。
例えば以下の図はイラスト・ロゴ素材・グラフ・矢印・テキストを組み合わせています。それぞれの素材は個別に編集し、サイズ変更したり、移動させたりできる状態です。この組み合わせのまま1枚の画像に変換して保存するためには右クリック➔「図として保存」をクリックします。
別々の素材のまま、「図として保存」でうまく1枚画像に保存できることもありますが、オブジェクトの幾つかが保存した画像から抜けていたりして綺麗に保存できないこともあります。そこで、以下の手順に従ってオブジェクトを1つにまとめてから「図として保存」する方法をご紹介します。
複数のオブジェクトを1つにまとめる方法【1】コピーして画像貼り付けする
- すべてのオブジェクトを選択
- Ctrl+Cでコピー
- 同じスライドの空きスペースか、PowerPointの別のスライドに画像貼り付けする
複数のオブジェクトを1つにまとめる方法【2】グループ化する
- すべてのオブジェクトを選択
- 選択したオブジェクトの上で右クリック
- 「グループ化」➔「グループ化」をクリック
- 複数のオブジェクトが1つにまとまる
複雑すぎるオブジェクトの組み合わせで画像貼り付けがうまくできない場合でも、「グループ化」することで対処できます。
1つにまとめたオブジェクトを図として保存する
画像貼り付けしたら、改めて「図として保存」する必要はないじゃないかと思うかもしれませんが、PowerPointに画像貼り付けされた図はwindowsメタファイル形式で画像サイズが重く、高画質で綺麗ですが汎用性が高いとは言えません。
保存した画像を他のデバイスやアプリで開く、Webページに公開する、メールに添付するなど自由に使い回すためにはPNG(またはJPEG)に変換しておきましょう。
- 画像貼り付けした、またはグループ化した図の上で右クリック
- 「図として保存」をクリック
- 「図として保存」ダイアログが開く
- 「ファイルの種類」をPNGにするならそのまま、JPEGにするなら変更
- 「保存」をクリック
複数のオブジェクトを1つにまとめて画像化する場合は、事前にコピーして画像貼り付けするか、グループ化しておいてから「図として保存」を実行することをおすすめします。