※ Microsoft365(旧Office365)Excelの画像を使って解説しています。

エクセルで表を作り、テーブル化しました。データを追加する時にテーブルをスムーズに拡張する操作を教えて下さい。

Excelで作成した表をテーブル化すると、表の管理がしやすく、とても便利です。データの追加でテーブルを広げる操作も簡単ですから、ぜひ覚えて下さい。
今回は、Excelでテーブルの範囲変更する3つの方法を解説します。
Excelでテーブルの範囲変更【1】自動で拡張
自動でテーブルの行を増やす
- テーブルの最終行の1つ下の行で、どれか1つのセルをクリック
- データを入力し、TabキーかEnterキーを押す
- 行がテーブル行に変換される

後は、データを入力していけば、1行ずつテーブルが拡張されていきます。
自動でテーブルの列を増やす
- テーブルの最終列の1つ右の列でセルをクリック
- 一番上のセルなら「見出し」、それ以下のセルならデータを入力し、Enterキーを押す
- 列がテーブル列に変換される

見出しセルに入力が無い場合は「列1」の見出しが自動で追加されます。
Excelでテーブルの範囲変更【2】手動で拡張
テーブル化された表の最終列最終行のセルの右下角にある三角形にポイントして縦横にドラッグすれば、テーブルは簡単に拡張できます。直感的にテーブルの行・列を増やせるので効率的です。

テーブルの行を増やす場合は下へドラッグ、列を増やす場合は右へドラッグします。
Excelでテーブルの範囲変更【3】「表のサイズ変更」で範囲を指定して拡張
- テーブル内の任意のセルをクリック
- 「テーブルデザイン」タブが表示される
- 「テーブルデザイン」タブをクリック
- リボンの左端にある「テーブルのサイズ変更」ボタンをクリック
- 「表のサイズ変更」ダイアログが開く
- テーブル範囲を拡張したい範囲を含めて選択し直す
- 「OK」をクリックする
- テーブル表の範囲が変更される

「表のサイズ変更」ダイアログで指定する範囲は元のテーブル範囲+拡張するテーブル範囲です。
Excelでテーブルの範囲変更しながら不要なデータと書式をクリア
Excelのテーブルを広げる操作では、拡張したセルに数式・書式・データの入力規則などがそのまま反映されます。一方で、テーブルの一部を削除する操作では、入力されたデータやテーブル化する前に設定した書式が残ってしまいます。
これらは「ホーム」タブ➔「編集」グループ➔「クリア」➔「すべてクリア」で処理できますが、テーブル範囲の変更と同時にクリアする方法があるのでご紹介します。
- 削除するテーブル表の範囲を選択する
- 右クリックする
- プルダウンの「削除」をクリックする
- 「テーブルの列」または「テーブルの行」をクリックする
- 選択したテーブル範囲と不要なデータ・書式がまとめてクリアされる

Excelのテーブルは大量のデータを管理する上で大変役立つ機能です。データ行や見出し列の追加・削除も、テーブル化していない表に比べて簡単に実行できます。Excelで表を作成したら、まず、テーブル化しましょう。