※ Microsoft365(旧Office365)PowerPointの画像で解説しています。
「箇条書き」は説明文の要点を等間隔で並べて、分かりやすく伝えるためのスタイルです。文書の目次で目にする形式ですね。
「箇条書き」は行頭記号やインデント、適度な間隔スペースを設けることで、更に見やすくなります。また、項目が多く、複雑な文章では「箇条書き」に階層構造を持たせて整理することもできます。
今回の記事内容は「PowerPointのスライドに挿入したプレースホルダーで「箇条書き」を設定する手順、レベルを下げて、箇条書きの階層を設定する手順、「箇条書き」の行頭記号を変更する方法、段落番号を付ける方法の解説」になります。
プレースホルダーで「箇条書き」を設定する手順
プレースホルダーの「コンテンツ」と「テキスト」には既に箇条書きが設定されています。プレースホルダーをクリックして、文章を入力するだけで箇条書きになります。
- 1.テキストのプレースホルダーをスライドに挿入する
- プレースホルダーを利用するには、以下の2つの方法があります。
- 「ホーム」タブの「レイアウト」をクリックして、「比較」「タイトルとコンテンツ」「タイトルと縦書きテキスト」など「テキスト」のプレースホルダーが組み込まれたレイアウトに変更する
- 「スライドマスター」表示にして「プレースホルダーの挿入」をクリックして、「コンテンツ」「コンテンツ(縦)」「テキスト」「テキスト(縦書き)」から選んでプレースホルダーを追加する
- 「ホーム」タブの「レイアウト」をクリックして、「比較」「タイトルとコンテンツ」「タイトルと縦書きテキスト」など「テキスト」のプレースホルダーが組み込まれたレイアウトに変更する
- 2.「箇条書き」の最初の行を入力し、Enterを押す
- 「プレースホルダー」を選択して大見出しや最初の項目の文章を入力し、Enterキーを押します。デフォルトでは、点の行頭記号が付いた箇条書きが作成されます。
「箇条書き」に階層(レベル)を設定する手順
項目を整理して箇条書きを見やすくするためには、「階層(レベル)」を設定すると効果的です。
以下の手順で、階層を設定しながら箇条書きを作成します。
行頭をクリックし「インデント」を適用することによっても、箇条書きに階層を設定できます。
「ホーム」タブ➔「段落」グループ➔「インデントを減らす」ボタンをクリックすると、階層のレベルが下がり、「インデントを増やす」ボタンをクリックすると、階層のレベルが上がります。
箇条書きの「行頭記号」を変更する方法
PowerPointのプレースホルダーで箇条書きを作成すると、デフォルトでは小さい点の行頭記号が付きます。この行頭記号を変更するといった基本的な書式の調整は「ホーム」タブの「段落」グループから行います。
- 箇条書きのプレースホルダーを選択する(または行頭記号を変えたい行をCtrlを押しながら選択・一つの行だけ変更したいなら、その行頭をクリック)
- 「ホーム」タブの「箇条書き」ボタンの横にある矢印をクリックする
- リストから行頭記号のデザインを選んでクリックする
- 行頭記号が変更される
リスト最下部にある「箇条書きと段落番号」をクリックするとダイアログが開き、行頭記号の色・サイズを編集することができます。
箇条書きに「段落番号」を設定する方法
箇条書きに「段落番号」を設定して、行頭に連続した番号を振ることができます。
- 箇条書きのプレースホルダーを選択する(または段落番号を付けたい行をCtrlを押しながら選択・一つの行だけ番号を振るなら、その行頭をクリック)
- 「ホーム」タブの「段落番号」ボタンの横にある矢印をクリックする
- リストにある「数字」と「アルファベット」から段落番号の種類を選んでクリックする
- 段落番号が設定される
リスト最下部にある「箇条書きと段落番号」をクリックするとダイアログが開き、段落番号の色・サイズを編集することができます。
また、段落番号の順番を途中から開始するよう設定することもできます。
プレゼン資料では説得力のある説明を心掛けることが大切です。「箇条書き」はそのために欠かせない文章スタイルと言えます。PowerPointで説明文を書くなら、常に「箇条書き」を意識することをお勧めします。