見積書をExcelで作成する意義は、単に文書を作るだけでなく、関数や計算式を使って実務の簡略化・円滑化が図れるという点にあります。自動入力、自動集計機能を要所要所に適用させながら作っていくので、Excelの知識も格段に深まるはずです。
下図は完成した見積書のサンプルです。このサンプルの作成手順をステップバイステップでたどっていきます。
見積書作成の目次
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レイアウトと全体のセルの割当てと大まかな列幅・行高を決めておきます。ここをきっちりやっておくと、Excelでの作業がスムーズです。
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このページの作業で見積書の外観を一気に整えます。書式の基本、配色とフォントの種類、罫線など。
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見積書に固定されるテキストの入力です。記載されるべき項目を常識的な記載位置に入力し、見積書の体裁を仕上げます。
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見積書の実務での入力をミスを回避しながら効率良く行うために、「データの入力規則」を設定していきます。
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ドロップダウンリストから入力した内容に連動して「単価」の欄に数値が自動入力されるよう設定します。
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御見積金額・小計・合計の各セルに自動で集計された数値が入力されるようにオートSUMを使い、金額・消費税のセルには数式を挿入します。
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見積書の作成日を入力し、その値から1ヶ月後の日付を「見積期限」として自動表示させます。
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作成された見積書をダウンロードしてご自由にお使い下さい。