Excelで郵便番号から住所を自動入力させる方法

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※ Microsoft365(旧Office365)Excelの画像を使って解説しています。

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Excelで郵便番号から住所を入力する簡単な方法は、日本語入力モードでハイフンありの郵便番号を入力して住所に変換することです。住所の候補が出たら、Tabキーで確定させます。この方法では、郵便番号の「読み」を逆利用してPHONETIC関数で住所から郵便番号を自動入力させることも可能です。

ですが、入力➔変換する手間がかかるので、半角で郵便番号を入力すれば別セルに住所を自動入力できるように、関数で実行したいと思います。
今回の記事内容は「Excelで郵便番号から住所を自動入力させる方法の解説」になります。

ハイフンありの郵便番号をハイフン無しに変更

郵便番号から住所を自動入力させる表に既にハイフンありの郵便番号が入力されている場合は、列を増やし、ハイフン無しの郵便番号を1つ入力した後にショートカット「Ctrlキー+E」でフラッシュフィルを適用します。

一括でハイフンありからハイフン無しの郵便番号が表示されます。

Excelで郵便番号から住所を自動入力させる方法1

日本郵政が配布する郵便番号一覧を取得

郵便局のサイトで郵便番号一覧をダウンロードします。

  1. 郵便番号一覧ページ➔「都道府県一覧」➔「全国版」をクリック
  2. Excelで郵便番号から住所を自動入力させる方法2

  3. ダウンロードしたZipファイルを展開し、郵便番号一覧(CSV)をExcelで開く
  4. Excelで郵便番号から住所を自動入力させる方法3

  5. 先頭の0を削除するかを尋ねるメッセージが開いたら「変換しない」をクリック
  6. Excelで郵便番号から住所を自動入力させる方法4

    0から始まる郵便番号があるので、変換はしません。

  7. 「KEN_ALL」シートをコピーし、住所を自動入力させるシートがあるブックの別シートにペーストする
  8. Excelで郵便番号から住所を自動入力させる方法5

    郵便番号データのシート名を右クリックして「移動またはコピー」をクリックします。

VLOOKUP関数で郵便番号から住所を自動入力

  1. 引数「検索値」にハイフン無しの郵便番号が入った「F2」セルを指定
  2. 引数「範囲」に郵便番号一覧シートのC列からI列までをドラッグして指定
  3. 引数「列番号」に郵便番号のC列から「都道府県」のあるG列を数えて「5」と入力
  4. 引数「検索方法」には完全一致の「FALSE」または「0」を入力

Excelで郵便番号から住所を自動入力させる方法6

数式は =VLOOKUP(F2,KEN_ALL!C:I,5,0) となります。

都道府県が取得できたら、下までオートフィルコピーします。

この同じ数式を「市区」「町村」にもコピーし、それぞれ「列番号」を「6」「7」に変更します。

Excelで郵便番号から住所を自動入力させる方法7

XLOOKUP関数でVLOOKUPより簡単に郵便番号から住所を自動入力

XLOOKUP関数はVLOOKUP関数の進化版で、Excel2021及び、Microsoft365(旧Office365)で利用できます。

VLOOKUP関数では「都道府県」の数式を「市区」「町村」にコピーしてから列番号を変える必要がありますが、スピル機能により、「都道府県」のデータを取得すると同時に「市区」「町村」のデータも一括で取得できます。

Excelで郵便番号から住所を自動入力させる方法8

数式は =XLOOKUP(F2,KEN_ALL!C:C,KEN_ALL!G:I,””) となります。

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Excelで郵便番号から住所を自動入力する、関数を使った方法を解説しました。アドレスブックの管理にお役立て下さい。
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