※ Microsoft365(旧Office365)Excelの画像を使って解説しています。
DATE関数とは、引数「年」「月」「日」に3つの数値を指定すると、「何年何月何日」の日付データを返す関数です。
記事の内容
今回の記事内容は「Excelの日付関数「DATE関数」の基本的な書き方と便利な使い方の解説」になります。
DATE関数に年月日の数値を指定する書き方
誕生日の年月日をセルごとに分けて管理している表があります。この複数のセルから数値データを抽出してDATE関数で1つにまとめ、誕生日表のセルに日付データを表示します。
- 「誕生日」の列の最初のセルをクリックして選択する
- 「数式」タブに切り替える
- 関数ライブラリの「日付/時刻」をクリックする
- 一番上にある「DATE」をクリックする
- DATE関数のダイアログが開く
- 「年」に生年の数値が入ったB2セルをクリックして参照する
- 「月」に生月の数値が入ったC2セルをクリックして参照する
- 「日」に生日の数値が入ったD2セルをクリックして参照する
- 「OK」をクリックする
- 「誕生日」の最初のセルに日付データが取得される
- 下までオートフィルコピーする
DATE関数の構文は DATE(年,月,日) となります。 各セルを参照した数式の書き方は、 =DATE(B2,C2,D2) となります。
DATE関数に漢数字を指定すると#VALUE!が出るので注意!
DATE関数の年月日に漢数字を指定しても、数値として認識されません。#VALUE!が返ります。
※DATE関数で取得した西暦の日付を和暦にしたい時は、セルの書式設定➔「表示形式」➔「日付」の「カレンダーの種類」を和暦に変更します。
セルに表示されたDATE関数の結果が「#####」になった場合の対処法
DATE関数で日付データを取得する際、セルに「#####」と表示された場合は、セルの幅を広げることで正しい表示になります。
DATE関数とDAY関数の違いが分からない?
同じ日付関数で、DATE関数とよく間違えられるのがDAY関数です。
DATE関数は数値を組み合わせて日付を作りますが、DAY関数は日付から「日」の数値を抜き出します。
DATE=日付の全体、DAY=日付の部分、と覚えておけば間違えないかもしれません。
DATE関数の便利な使い方
DATE関数はシンプルな関数なので、単独で使うより、他の関数と組み合わせて使う方が多いでしょう。よくある便利な使い方には以下のようなものがあります。
DATE関数で取得した日付から、TEXT関数を組み合わせて曜日を簡単に自動表示できます。
万年カレンダーや月間スケジュール表で、IF関数・DAY関数・DATE関数を組み合わせて自動で月末の表示を処理します。
DATE関数に日付として無効な数値を指定すると、自動で直近の日付に計算し直してくれます。あり得ない日付になってしまう誤表記を防ぐ意味からも便利に使える関数です。
DATE関数はカレンダーやスケジュール管理だけでなく、誕生日から割り出す年齢計算や経過日数の計算にも応用が効きます。分かりやすく、便利な関数ですので、ぜひ、ご活用下さい。