※ Microsoft365(旧Office365)Excelの画像で解説しています。
REPT関数とは?
REPTは「繰り返す」という意味の英語repeat(リピート)の略で、REPT関数は記号や文字列を指定した任意の回数だけ繰り返し表示させる機能を持つ「文字列操作」の関数です。
【使用例】REPT関数で、10段階評価の点数だけ「★」を繰り返すグラフを作成します。
【数式例】=REPT(“★”,E2)
REPT関数の引数の入力方法
REPT関数の書式
=REPT(文字列,繰り返し回数)
引数「文字列」
- 繰り返し表示させる文字列を指定します
- 複数の文字を指定した場合は1つの文字列として扱われます
引数「繰り返し回数」
- 「文字列」を繰り返し表示させる回数を数値、セル参照、または数値を戻り値とする数式で指定します
- 「繰り返し回数」に0を指定すると空白を意味する文字列「””」が返されます
- 「繰り返し回数」に小数を指定すると小数点以下は切り捨てになり、整数で繰り返されます
- REPT関数はスピルに対応しているため、Microsoft365、Excel2021以降では「繰り返し回数」をセル範囲で指定できます
- 繰り返される上限は32,767文字までで、これ以上を指定すると#VALUE!エラーが返されます
REPT関数の応用例
REPT関数は本記事でご紹介した評価の点数を「★」で表現する使い方の他にも、以下のような応用例があります。
- 【応用例1】記号で簡単な棒グラフを作成する
- 【応用例2】「*」で非表示の文字列を表現する