#REF!とは？Excelでこのエラーが出る意味と回避する方法
#REF!とは？Excelでこのエラーが出る意味と回避する方法
※ Microsoft365（旧Office365）Excelの画像で解説しています。
REFとは参照を意味する「reference（読み：リファレンス）」の略であり、#REF!は参照に関するエラーを意味します。Excelで#REF!エラーが出る原因は「数式で参照しているセルが正しくない」からです。
#REF!エラーが出る関数例
#REF!は、別ファイルや別スプレッドシートの表データを参照している関数で発生しやすいエラーです。参照先のファイルやスプレッドシートで列が削除されたり移動したりすると参照が無効になり、計算結果のセルに#REF!エラーが表示されます。
VLOOKUP関数の#REF!エラー
VLOOKUP関数で別スプレッドシートの表データを参照して金額のデータを抽出しています。引数とは直接関係のない「取引先」の列を削除したところ、VLOOKUP関数で「セル範囲が無効」の#REF!エラーが表示されました。
この#REF!エラーの原因
VLOOKUP関数の「範囲」で参照したセル範囲が変更され、列番号が１つズレたため、データを抽出する列が空白になった
修正方法
VLOOKUP関数の「列番号」を「6」から「5」に修正する
INDIRECT関数の#REF!エラー
INDIRECT関数で別スプレッドシートの表データを参照してデータを転記しています。参照先のスプレッドシートを削除してしまい、INDIRECT関数で#REF!エラーが表示されました。
この#REF!エラーの原因
INDIRECT関数で転記していた参照先のデータがスプレッドシートごと削除されたので「セル範囲が無効」になった
修正方法
削除された参照先のスプレッドシートを元に戻すか、作成し直す
#REF!エラーを回避する方法
不用意にデータの削除や移動を行わないようにしましょう。特に、別ファイルや別スプレッドシートに変更を加える場合は参照元に影響がないか確認することで#REF!エラーの発生を回避できます。
