データバーの長さが合わない時の編集方法

数値通りにバーの長さが割り振られる
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データバーは数値の割合を視覚的に表現できて便利です。実装も手軽ですが、場合によっては数値とバーの長さが合わなかったり、バーが長過ぎてデータが比較しづらかったりします。そんな時の編集方法を図解します。

パーセント(%)のデータバーの長さが合わない

構成比のデータがあります。
構成比のデータ
これに「ホーム」タブ「スタイル」グループ「条件付き書式」から「データバー」を実行すると、下図左のようにパーセンテージが適正にグラフ化しません。
パーセンテージが適正にグラフ化しない
データバーを最初に実行すると、範囲内の最大値と最小値を自動判別します。この場合は「33.3」を100%としてバーの長さを割り振ったということです。
これをデータ通りの割合で表示させるのに、例えば、表の最終行を集計行にして「100%」とし、そのセルを適用範囲に含めます。
表の集計行を「100%」とし、適用範囲に含める
「100%」が最大値と自動判別されて、数値通りにバーの長さが割り振られます。
数値通りにバーの長さが割り振られる
集計行を設けない場合は、「条件付き書式」→「ルールの管理」をクリック。
条件付き書式の「ルールの管理」をクリック
ルールの編集」から修正します。
ルールの編集から修正
データバーの種類を最小値、最大値ともに「数値」に変更し、最小値の値を「0」に、最大値の値を「1」にします。100%を数値に置換えると「1」ですから、最大値に100%を指定したのと同じことになるわけです。
データバーの最小値の数値を「0」に、最大値の数値を「1」にする
バーの長さが適正に割り振られました。
バーの長さが適正に割り振られた

判別しにくい時のバーの長さ調節

数値が近接していて、バーの長短が判りにくい場合があります。データバーがただの背景色になっちゃってますね。
数値が近接していて、バーの長短が判りにくい例
これも「ルールの編集」画面で修正します。種類を最小値、最大値ともに「数値」に変更して、最小値を「75」、最大値を「95」にしました。最小値±15の幅でメリハリを持たせたということです。「70」「100」でもほぼ同じ結果になると思います。
データバーの最小値を「75」、最大値を「95」に設定
数字部分にもかからず、数値の比較も判別しやすくなりました。
データバーの長さが変わった
最小値と最大値の数字に迷ったら、種類を「数式」にして、適用範囲内の最小値×0.9、適用範囲内の最大値×1.1のように設定してみるとうまくいくかもしれません。
データバーを数式で適用範囲内の最小値×0.9、適用範囲内の最大値×1.1に設定
数値で指定したより、気持ち短めのバーになりました。
データバーの長さが適正になった

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