Excelで漢字に「ふりがな」の付け方

※ Microsoft365（旧Office365）Excelの画像を使って解説しています。

Excelで作った名簿で、読めない住所や名前にふりがなを付けるにはどんな方法がありますか？

読めない漢字や名前にルビ（ふりがな）を付けるのは「ホーム」タブの「ふりがなの表示/非表示」ボタンで簡単にできます。文字の上に振るルビではなく、隣のセルに漢字の「読み」を表示させるにはPHONETIC関数を使います。

・・・と、いうことで、
今回の記事内容は「Excelで漢字に「ふりがな」を付ける方法の解説」になります。

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Excelでルビ（ふりがな）を振る

Excelには漢字の上に読み仮名のルビを一括で振ってくれる「ふりがなの表示/非表示」ボタンが「ホーム」タブの「フォント」グループにあり、以下の手順で使います。

苗字の読みだけ、または名前の読みだけにルビを付けたい時は、セル全体ではなく、特定の文字だけ選択して「ふりがなの表示/非表示」ボタンをクリックします。

漢字の読み仮名は複数あるのが普通なので、修正しなければならない場合があります。

Excelのルビの編集を行うには、修正するルビがあるセルを選択して「ふりがなの表示/非表示」ボタン右横の▼をクリック➔「ふりがなの編集」をクリックします。

編集モードになったら、フリガナを修正します。

ルビ（ふりがな）の基本設定を変更するには、「ふりがなの表示/非表示」ボタン右横の▼をクリックして「ふりがなの設定」をクリックします。

「ふりがなの設定」➔「ふりがな」タブでは「カタカナ」のふりがなを「ひらがな」に変更したり、左寄せのふりがなを中央揃えにしたりできます。「フォント」タブではフォント、文字色、文字サイズなどを変更できます。

Excelの関数を使って、氏名の隣のセルにフリガナを自動で入力することもできます。

名簿に「フリガナ」の列を作る時に利用されるPHONETIC関数は、漢字を「読み仮名」を元にカタカナに変換するので、コピペした名前のデータでは機能しません。

そこで、本記事で解説した「ふりがなの表示/非表示」ボタンを使って予め名前の漢字にルビを振っておきます。

コピペした名前のデータで「ふりがなの表示/非表示」ボタンをクリックしても、ルビのスペースが空くだけで読み仮名が表示されないかもしれません。その時は、セルごとに「ふりがなの表示/非表示」ボタン右横の▼をクリック➔「ふりがなの編集」をクリックしてからセルを選択すると表示されます。

参照するセルの文字の上にルビが表示された状態でPHONETIC関数を実行すれば、隣のセルにフリガナが自動入力されます。

PHONETIC関数実行後、文字の上のルビは「ふりがなの表示/非表示」ボタン右横の▼をクリック➔「ふりがなの表示」をクリックして非表示にできます。

PHONETIC関数の使い方を詳しく読みたい

Excelで「ふりがな」を付ける方法を解説しました。「ふりがなの表示/非表示」ボタン１つで文字の上にルビを振ることができ、編集も簡単です。Excelで名簿などを作成する時に参考にして下さい。