Excel(エクセル)RIGHTB関数の使い方|右(後ろ)から文字をバイト数で抽出
使用関数:RIGHTB
RIGHTB関数とは?
RIGHTBの読み方と意味
RIGHTBは「ライトビ-」と読みます。Bは「Byte(バイト)」の略でExcelの文字単位の一つ。文字列をバイト単位でカウントする文字列操作の関数名には皆この「B」が末尾に付いています。
バイト数とは?
Excelの文字単位は「文字数」と「バイト数」があり、RIGHTBはバイト数で文字列を測って取り出します。
1バイト文字は半角です。全角は2バイトとカウントされます。
日本語の文章はRIGHTBで抽出すると実数の2倍になるということですね。
通常、文字列を右端から抽出するのにはRIGHT関数を使います。RIGHT関数は全角・半角にかかわらず、1文字を1とカウントした文字数で右(文字列の末尾)から文字列を抽出します。
RIGHT関数の使い方や応用例はこちらで詳しく!
RIGHTB関数の使い方
「数式」タブ→「関数ライブラリ」→「文字列操作」のRIGHTBをクリックします。
RIGHTB関数の書式の構成はこうなります。「文字列(必須)」と「バイト数(任意)」です。
以下の文字列からRIGHTB関数で末尾から8バイトの文字を抽出してみましょう。
第一引数「文字列」
文字を取り出す元の文字列を指定します。数値や文字列を直に入力するか、セルを参照、または数式を入力します。
この例では文字列のセルをクリックして指定します。
第二引数「バイト数」
右端(後ろ)から何バイトの文字を取り出すかを数値で指定します。数値や数式を入力するか、セルを参照します。省略した場合は「1」を指定したと見なされます。
この例では数値で「8」と入力します。
右(後ろ)から8バイトの文字列が取得できました。
2文字の漢字はそれぞれが2バイト(2バイト✕2文字=4バイト)、数字4文字はそれぞれ1バイト(1バイト✕4文字=4バイト)で合計8バイト(文字数6)が抽出されています。
RIGHTB関数で半角スペースが付いた文字列を取り出す簡単な方法
全角の2バイト文字で構成された文字列からRIGHTB関数で文字を抽出するとき、引数「バイト数」に取得する文字列以上の数値を奇数で指定すると先頭に半角スペースが付いた文字列が返されます。
ワードという文字列の後にRIGHTB関数の数式を結合演算子&でつなげてみます。
RIGHTB関数の引数の指定です。引数「バイト数」には「9」を指定します。
RIGHTBで取得した文字列の先頭に半角スペースが入っているのが判りますね。
これは”エクセル”の左隣に全角の文字があることが条件です。半角の文字があれば、その文字が返ります。