Excel（エクセル）SECOND関数の使い方｜時刻・時間から「秒」の数字のみを抽出
使用関数：MINUTE
SECOND（セカンド）関数とは？
SECOND関数は時刻から「秒」に当たる数字のみを抽出します。同じ日付/時刻の関数で、数字から時刻を作るTIME関数とは逆の機能です。SECOND関数で抜き出した数値は時刻の情報（シリアル値）は持っていません。
時刻から「時」に当たる数字を抽出するにはHOUR関数を使います。
時刻から「分」に当たる数字を抽出するにはMINUTE関数を使います。
SECOND関数の引数と書式
「数式」タブ「関数ライブラリ」→「日付/時刻」→ SECONDをクリックします。
SECOND関数の引数は「シリアル値」です。
時刻のシリアル値は、24時間を「1」として0～1の間の小数で表されます。12:00:00は「0.5」、18:00:00は「0.75」です。
シリアル値を足し算・引き算することで経過時間を計算したり、２時間後や１時間前の時刻を簡単に取得することができます。シリアル値は「表示形式」によって時刻のスタイルで表示されます。「6時00分00秒」「6:00:00」「6:00 AM」は全て同じシリアル値「0.25」です。表示が違っても、並べ替えや計算にはこの数字が使われます。
SECOND関数の書式の構成はこうなります。
SECOND関数で「秒」を取り出す
SECOND関数の引数「シリアル値」に時刻を指定します。
SECOND関数の結果は0～59までの整数で返されます。
「シリアル値」にはセル参照の他、直接シリアル値そのものを数値で指定したり、時刻を表す文字列を「” “」で囲って指定することもできます。
ミリ秒まで含めた秒数を取り出すには？
「5:23:37.456（5時間23分37.456秒）」と入力されたセルからSECOND関数で秒を取り出すと「37」しか返りません。「37.456」とミリ秒まで含めて取り出すためにはSECOND関数ではなく「セルの書式設定」を使います。
セルを複製して「表示形式」の「ユーザー定義」で「種類」をss.000と指定します。
ミリ秒を含めた秒数「37.456」が表示されました。
SECOND関数の結果を二桁にする
SECOND関数の結果は0～59の整数で表示されることは既に書きました。一桁の数字を時間表示らしく0を頭につけて「04」のように二桁で表示させるには、やはり「セルの書式設定」の表示形式で実装します。
例えば「0:34:06」からSECOND関数で分を取り出すと「6」になります。これを「06」にするために「セルの書式設定」「表示形式」の「ユーザー定義」で「種類」を00と指定すれば「06」と表示されます。
SECOND関数で抜き出した分の数字が「06」と表示されました。
- SECOND（セカンド）関数は時刻から「秒」に当たる数字のみを抽出します
- SECOND関数の引数は「シリアル値」です
- SECOND関数が返すのは0～59までの整数です
- SECOND関数ではミリ秒は取得できません。ミリ秒まで含む秒数を表示させるには表示形式のユーザー定義でss.000を設定します
- SECOND関数の結果が一桁の数値を二桁の表示「6 → 06」に変えるには、表示形式のユーザー定義で00を設定します