Excel(エクセル)DAYS360関数の使い方|1年360日として開始日~終了日の日数を求める
使用関数:DAYS
DAYS360(デイズ・スリーシックスティー)関数とは?
DAYS360は1年を360日(30日✕12ヶ月)とする経理システムで期間日数の計算に使われる関数です。このシステムは主にアメリカで支払い計算に使われます。日本では1年365日で計算されるのが一般的なので、単純な日数計算にはDAYS関数(Excel2013~)を利用します。
DAYS360関数の引数と書式
「数式」タブ「関数ライブラリ」→「日付/時刻」→ DAYS360をクリックします。
DAYS360関数の引数は「開始日」「終了日」「方式」です。「方式」は省略可能です。
DAYS360関数の書式の構成はこうなります。
第一引数「開始日」の指定
「開始日」には日付のセル参照、TODAY、NOW、DATE関数などのネストで指定します。
Officeのサポートには、”2008 年 5 月 23 日を入力する場合は、DATE(2008,5,23) を使用します。 日付を文字列として入力した場合、エラーが発生することがあります。” とあるので注意して下さい
第二引数「終了日」の指定
「開始日」と同じです。
第三引数「方式」の指定
適用する会計方式を以下の2つから論理値で指定します。省略した場合は米国方式が採用されます。
- 米国(NASD) 方式 : FALSE
- ヨーロッパ方式 : TRUE
米国方式とヨーロッパ方式の違いの詳細はOfficeサポートを参照して下さい。
DAYS360関数とDAYS関数の違い
DAYS360関数とDAYS関数の一番大きな違いは、DAYS360は1年=360日で計算され、DAYSはカレンダー通りに計算されるということです。
技術的な違いでは、引数「開始日」と「終了日」の順序があります。
- DAYS360関数 : 「第一引数:開始日」→「第二引数:終了日」
- DAYS関数 : 「第一引数:終了日」→「第二引数:開始日」
DAYS関数のまとめ
- DAYS360関数は1年を360日(30日✕12ヶ月)とする経理システム(主に米国で使用)で期間日数を計算します
- DAYS360関数の引数は「開始日」「終了日」「方式(省略可)」です
- 「方式」は米国方式かヨーロッパ方式を論理値で指定します。省略した場合は米国方式
- DAYS360関数とDAYS関数の違いは基準にする会計システムの違いの他、引数の「開始日」「終了日」の順序が逆になります