スライドを繰り返し自動再生する設定方法
プレゼンの練習やアニメーションの確認作業で「スライドショー」を実行する時、予め決められた時間経過でスライドが自動で切り替わっていくように設定することができます。設定を保存しておけば、何度でも繰り返し同じタイムで再生されます。
自動的に切り替えの設定
スライドショーでスライドを自動的に切替えながらプレゼンテーションを再生する設定は「画面切り替え」タブのリボン右端にある「タイミング」グループで行います。
画面左サイドにある最初のスライドのサムネイルを選択して、「画面切り替えのタイミング」の「クリック時」のチェックを外し、「自動的に切り替え」をチェック。その横のタイムは1枚のスライドが表示されてから次のスライドに切り替わるまでの時間です。
最初のスライドの設定が終わったら、次のサムネイルを選択して同様の操作で切り替えタイムを設定。スライドの内容に従って1枚1枚固有のタイムを設定していくわけですね。
「期間:」横のタイムはプレゼンテーション全体の再生時間の合計です。
全てのスライドの切り替えタイムを同じにする
単にスライド切り替え動作の確認をする場合など、全てのスライドの表示時間を同一にするには、最初のスライドの設定後に「すべてに適用」ボタンを押せばOKです。
※この場合、それぞれのスライドに違うアニメーション効果が設定されていると、全て最初のスライドと統一されてしまいますので注意して下さい。
スライドのサムネイル画像の番号に★マークが付いたら設定完了ということです。
繰り返し自動再生させる設定
1度だけでなく、繰り返し自動で再生されるように設定するには、「スライドショー」タブで作業します。
リボン中央にある「スライドショーの設定」ボタンをクリック。
「スライドショーの設定」ダイアログボックスが開いたら、「オプション」の「Escキーが押されるまで繰り返す」にチェックを入れます。
これで、「スライドショー」タブの左端にある「最初から」ボタンを押してみましょう。
自動で再生が始まり、設定した時間経過でスライドが切り替わりながら進行。再生が終わるとまた最初のスライドから始まり、何度でも繰り返します。
Escキーを押せば、ショーは瞬時に終了して編集画面に戻ります。
また、再生中に何処かをクリックすると画面左下にアイコンメニューが並ぶので、その右端「…」をクリックして表示される吹き出し型のリストから「スライドショーの終了」をクリックしてもショーを終わらせることができます。
ちょっとだけ止めたい時は「一時停止」をクリックします。
リハーサル機能
プレゼンの練習を行いながら、最適なタイム設定ができる機能があります。実際に説明をして、切替えるタイミングを体感的に設定できるのでとても便利です。
リハーサル機能を使う時は、前章で解説した「画面切り替え」タブでの「クリック時」チェック外しと繰り返し自動再生させる設定を元に戻しておくことをお勧めします。特に自動再生を設定しているとプレゼンの最終スライドを終了させるタイミングが難しい場合があります。上記設定を解除しておくと、画面上の任意の場所をクリックするだけで再生終了ができるので操作がスムーズです。
プレゼンの練習しながらスライド切替えタイムを体感的に設定
「スライドショー」タブ「設定」の「リハーサル」ボタンをクリック。
スライドショーが開始され、画面左上に小さなツールバーが出現します。
「記録中」とあるように、「リハーサル」ボタンを押した直後に経過時間のカウントが始まっています。
落ち着いた速度で本番と同じ説明を読み上げ、最適なタイミングでツールバーの「→」をクリックすると、スライドが切り替わり、開始からクリックまでのタイムが最初のスライドの表示時間として記録されます。
2枚目以降も同じ作業を繰り返していきます。
最終スライドでは画面下のアイコン「…」から「スライドショーの終了」をクリックするか、画面の任意の場所をクリック(「画面切り替え」タブでの「クリック時」チェック外しと繰り返し自動再生させる設定を元に戻した場合)します。
すると、下図のような画面が現れて「スライドショーの所要時間は0:××:××です。今回のタイミングを保存しますか?」と尋ねてくるので、よければ「OK」します。
納得いくまでリハーサルして最適な時間設定をしましょう。
作って学ぶプレゼンテーション|アニメーションで滑らかにスライドを切替える