※ Microsoft365(旧Office365)Wordの画像で解説しています。
Wordでは拡張書式「組み文字」機能を使って、最大6文字までの組み文字を作ることができます。
組み文字とは?
組み文字は3文字~6文字の文字列を上下2段に区切って1文字で表示する拡張書式です。主に会社形態の表記(株式会社)や単位のカタカナ表記(キロメートル)などで使われます。
組み文字の作り方
- 組み文字にする文字列を横書きで「株式会社」と入力し、ドラッグで選択します
- 「ホーム」タブ➔「段落」グループにある「拡張書式」ボタンをクリックします
- 、プルダウンリストから「組み文字」をクリックします
- 「組み文字」ダイアログボックスが開き、「対象文字列」に「株式会社」が表示されていることを確認します
- 「OK」をクリックします
- 「株式会社」の組み文字が作成されます
組み文字のフォントは?
組み文字は小さい文字なので、はっきり読みやすいゴシック系のフォントがおすすめです。WordフォントならMSゴシックや游ゴシックが無難です。
縦書きの組み文字は作れる?
「レイアウト」タブの「文字列の方向」を「縦書き」にすれば、組み文字も縦書きにできます。
組み文字の文字の組み方
Wordの組み文字は、以下のように文字の組み方を編集することができます。
漢字とカタカナを2段組に分ける方法
- 修正する組み文字を選択して右クリックします
- メニューの「フィールドコードの表示/非表示」をクリックします
- 組み文字の構文が表示されます
- 前段のカタカナをドラッグして後段の先頭に移動させます
- もう一度右クリックして、メニューの「フィールドコードの表示/非表示」をクリックします
- 組み文字の文字組みが変更されます
5文字の組み合わせで、組み文字の横位置を合わせる方法
- あらかじめ均等割付のように文字列に全角スペースを入れて6文字にします
- 文字列を選択して、「ホーム」タブ➔「拡張書式」➔「組み文字」をクリックします
- 「組み文字」ダイアログボックスが開いたら、「OK」をクリックします
- 5文字の組み合わせで、横位置を合わせた組み文字になります
6文字以上の組み文字は割注で作る
Wordの「組み文字」機能で作れるのは最大6文字までです。しかし、6文字以上の小さな文字を2段組にすることは「割注」を使えばできます。
- 6文字以上の文字列を入力し、選択します
- 「ホーム」タブ➔「拡張書式」➔「割注」をクリックします
- 「割注」のダイアログボックスが開いたら、「OK」をクリックします
- 6文字以上の2段組の文字が作成されます
Wordの組み文字は自由な文字列を組み合わせて作ることができます。四文字熟語や自分の名前などの組み文字も作れます。チャレンジしてみて下さい。
Wordで作れる拡張書式(割注、縦中横、組み文字、長体・平体文字)の一覧です