ワードでレイアウトそのまま用紙サイズだけ変更して印刷する方法

ワードでレイアウトそのまま用紙サイズだけ変更して印刷する方法
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Word(ワード)文書のレイアウトをそのまま保持し、用紙サイズだけ変更して拡大・縮小印刷したいことがあります。ここでは、ページ設定で用紙サイズがA4になっている文書をB5サイズで印刷する手順を例に解説します。また、プリンター側での設定、PDFに変換後のワード文書をサイズ変更して印刷する方法、A4サイズの二枚のページをA3の用紙一枚に並べて印刷する方法も併せて解説します。

「レイアウト」で用紙サイズを変更すると文書が1枚に収まらない

用紙サイズの指定は、ワードの「レイアウト」タブでできますが、作成済みの文書のサイズを「レイアウト」タブの「ページ設定」グループ「サイズ」で変更すると、
作成済みの文書のサイズを「レイアウト」タブの「ページ設定」グループ「サイズ」で変更

余白が大きくなったり、以下のように、文書が一枚に収まりきらず分割されてしまいます。
用紙サイズの変更で一枚に収まりきらず分割されたワード文書

「印刷」で拡大・縮小印刷の設定

「ファイル」タブに切り替えて、サイドメニューの「印刷」をクリックします。「印刷」の設定画面が開き、用紙サイズはA4になっていますが、このサイズをB5に変更してはいけません。「レイアウト」タブ「ページ設定」でサイズ変更するのと同じことです。
「印刷」の設定画面の用紙サイズ

拡大・縮小印刷の設定は印刷設定の一番下「1ページ/枚」をクリックして、プルダウンメニューの「用紙サイズの指定」をクリックします。引き出された用紙サイズの一覧から「B5 182mm✕257mm」を選択します。
印刷設定「1ページ/枚」➔「用紙サイズの指定」➔用紙サイズの一覧から「B5 182mm✕257mm」を選択

これで、「印刷」ボタンをクリックすれば、A4サイズの文書が、そのままのレイアウトを崩すことなくB5サイズに倍率を下げて縮小印刷されます。

プリンター側で設定するには、「プリンターのプロパティ」をクリックし、ダイアログボックスの詳細設定やページ設定などで「拡大縮小」とか「変倍」を選び、「出力用紙サイズ」をB5にします。これはプリンターによって名称に違いがあります。
プリンターのダイアログボックスのページ設定で「拡大縮小」を選び、「出力用紙サイズ」をB5にする

PDFに変換したワード文書のサイズを変更して印刷する

PDFに変換後の文書をサイズ変更して印刷するには、PDFの右上にある印刷アイコンをクリックしてダイアログボックスを開き、「サイズ」タブに切り替えて画面下の「ページ設定」をクリックします。
PDFの印刷ダイアログ「サイズ」➔「ページ設定」をクリック

「ページ設定」ダイアログでサイズを「B5」に変更します。
「ページ設定」ダイアログでサイズを「B5」に変更

PDFのプレビューの文書の倍率ががB5サイズになったことを確認して、「印刷」をクリックします。
PDFのプレビューの文書の倍率ががB5サイズになった

二枚のページを一枚に並べて印刷する

文書内のページを二枚まとめて一枚の紙に印刷する方法です。例えば、A4のページをA3の用紙に、またはB5のページをB4の用紙に二枚並べて印刷するといった場合です。

この設定も「1ページ/枚」から行います。「1ページ/枚」を「2ページ/枚」に変更し、「用紙サイズの指定」で「A3 297mm✕420mm」を選択します。
「1ページ/枚」を「2ページ/枚」に変更し、「用紙サイズの指定」で「A3 297mm✕420mm」を選択

元のワード文書のサイズを変更すると、余白を設定し直したり行間を詰めたりしなければなりません。こうした手間を省き、レイアウトもサイズもそのまま変えずに、違うサイズで印刷する方法をご紹介しました。

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