ワード使いこなしの基礎と応用

複数文字の○囲み文字を作成|2文字・3文字・縦書き

複数の文字を○に入れて囲み文字を作成する方法です。2文字と3文字を丸囲みする方法をそれぞれ図解します。縦書きの囲み文字も作れます。

目次


2文字で○囲み文字を作る

基本的な操作については、▶囲み文字(囲い文字)の作り方

捺印」という2文字を囲み文字にしてみましょう。
「印」と入力して選択し、「ホーム」タブの「フォント」グループにある「囲い文字」ボタン(○の中に字)をクリックします。
丸印の囲い文字を作る
ダイアログが開いたら、囲みのスタイルを「文字のサイズを合わせる」にします。
囲みスタイルを「文字のサイズを合わせる」にする
○枠の囲み文字が作成されました。
㊞
これを選択して右クリックし、開いたコンテキストメニューの「フィールドコードの表示/非表示」をクリックします。
右クリック→フィールドコードの表示/非表示
セルの中に(かなり窮屈な感じですが)フィールドコード(囲み文字を構成する命令文)が表示されました。
セルの中にコードが表示
この中の「印」を選択して「捺印」と入力し直します。
「印」を選択して「捺印」と入力
基本的な操作はこれだけですが、枠とのバランスが崩れているはずなので書式を修正します。この時点でどんな状態かというと、下図のような感じです。
書式修正前の囲み文字
パッと見て分かる修正箇所は「文字のフォントサイズを縮小」「枠○のフォントサイズを拡大」のどちらか、または両方ですね。
ここからの作業はトライ&エラーです。文字と枠のバランスが最適になるまで両者のサイズを修正し、サイズが決まったら、状況に応じて「文字の間隔」と「位置」を修正します。

「捺印」の修正は以下のようになりました。

コード内の「捺印」を選択し、横に出るミニツールバーのフォントサイズを小さく修正。ここでは18ptから15ptにしました。
捺印のフォントサイズを小さく修正
次に「」を選択して、ミニツールバーでフォントサイズを大きく修正。ここでは26ptから42ptにしました。かなり大きめかな?ってところくらいが丁度いいようです。
○のフォントサイズを大きく修正

2文字をきれいに円に収めるために字間と文字位置を修正。
「捺印」を選択して右クリックし、開いたコンテキストメニューで「フォント」をクリックします。
右クリック→フォント
「フォント」ダイアログボックスを「詳細設定」に切り換え、「文字間隔」の値を「狭く」「0.3pt」に、「位置」を「上げる」「5pt」に設定しました。
※設定は一度でうまくいかないのが普通です。何度か数値を変えてコードの表示/非表示を切り換えながら最適な状態に近づけます。数値は目安として参考にして下さい。
捺印の字間と文字位置を修正

文字の設定を完了させたら、再度、右クリック、「フィールドコードの表示/非表示」をクリックして元の表示に戻します。
フィールドコードの表示/非表示
「捺印」の2文字が正円○枠の中に収まりました。
2文字の囲み文字が完成
この修正は1例に過ぎません。枠に入れる文字の字形、フォントの種類、表示サイズ等によって修正の数値だけでなく、修正項目も違ってきます。
正円にこだわらないのであれば、「○」の倍率を適宜拡大して楕円形にした方が収まりがいいケースもあるでしょう。
下図は○枠の「倍率」を「110%」にして、文字のサイズを少し大きくした例です。
○の倍率を110%にしてフォントサイズを大きくした例

3文字で○囲み文字を作る

上記の手順を応用すれば、3文字以上の囲み文字も作成できます。

丸印の囲み文字を作成した状態で、右クリック →「フィールドコードの表示/非表示」でコードが表示されたら、「印」を選択して「承認印」と打ち直します。
フィールドコードの印を承認印に直す

前章の繰り返しになるので、修正の数値だけを挙げておきます。
承認印:フォントサイズ=14pt、文字間隔=狭く・0.4pt、位置=上げる・10pt
承認印の字間と文字位置を修正
:フォントサイズ=53pt

作成された3文字の丸囲み(正円)です。
3文字の囲み文字の完成
○:フォントサイズ=50pt、倍率=120%にして、枠を楕円形にした例です。
倍率を120%にして、枠を楕円形にした例

縦書きで作る

縦書きの囲み文字を作る場合は、丸印の囲み文字を作る前に「レイアウト」タブ「ページ設定」グループ「文字列の方向▼」から「縦書き」を選んでおきます。
文字列の方向を縦書きにする
縦書きモードだと、囲い文字ダイアログで「文字のサイズを合わせる」に設定しても、1文字の段階でかなりズレます。
縦書きモードの囲み文字
フィールドコードを表示して、「印」を「捺印」に打ち直し、
フィールドコードの「印」を「捺印」にする
文字と○の書式を修正します。
「捺印」のフォントサイズを14ptに、「○」のフォントサイズを42ptに変更。

縦書きでは「位置」の修正を文字ではなく、「○」の方で行いました。
3.5pt下がっていたのを、「標準」にしています。
○の位置を標準にする

作成された縦書きの丸囲み(正円)です。
縦書きの丸囲み
○の倍率=120%にして、枠を楕円形にした例です。
○の倍率=120%の縦書き囲み文字
3文字の囲み文字の場合は、文字サイズの縮小幅と枠サイズの拡大幅を上げて、文字間隔を少し狭めました。
3文字の縦書き囲み文字

【2文字以上の囲み文字を作る】まとめ

  • 最初に1文字の囲み文字を作り、「フィールドコード」を表示
  • 「フィールドコード」内の1文字を複数文字に打ち直す
  • 文字のフォントサイズを縮小、○枠のフォントサイズを拡大、両者のバランスをとる
  • 「フォント」ダイアログで、文字の間隔、位置を修正
  • 場合によっては倍率を上げて枠を楕円形にする

▶囲み文字がズレる時の対処法


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