ワード使いこなしの基礎と応用


Wordのパス・グラデーションでイラストを描いてみよう!

Wordのグラデーションの4種類の内、「パス」グラデーションを多用したイラストを描いてみましょう。このページでは、フリーパスなどは使わず、幾つかの図形の組み合わせで簡単に作業できるグラデーションお絵描きをやってみます。
パス・グラデーションのお絵描きサンプル1 パス・グラデーションのお絵描きサンプル2

目次


炎を描く

図形は全て「挿入」タブの「図形」一覧の中から選んで使います。

まずは「炎」の基本の形になる図形「涙型」を選んでクリック、マウスポインタが十字型になるので、それを起点にドラッグし、適当な大きさで描画します。
図形の涙型を選ぶ基本図形一覧
こんな↓形です。
涙型の描画
この図形の右上コーナーの黄色いを上に引っ張るようにドラッグすると、図形の先っぽがビヨ~ンと伸びるので、炎をイメージしながら適度に変形させて下さい。
涙型の先を伸ばす

さらに、右下のコーナー□を左方向にドラッグして、形を歪めましょう。
涙型を歪める

図形を左に反転させ、「図形の書式設定」作業ウィンドウ(またはダイアログボックス)の「3-D回転」に数値入力してもう少し形を歪めていきます。
「図形の書式設定」3-D回転を設定3-D回転を適用した画像
色まで歪んじゃいましたがw、気にせずに、次は核心の「パス」グラデーションの適用ですよ。

同じ「図形の書式設定」「塗りつぶしと線」タブを開き、「塗りつぶし(グラデーション)」のラジオボタンをオンにして、「グラデーション」「種類」「パス」に変更します。この辺の手順はWordグラデーションの基本設定を参照して下さい。
「図形の書式設定」で図形の塗りつぶしにグラデーションを適用

「線」⇒「線なし」に設定。

「グラデーションの分岐点」は3点。
位置は左端=0%、中央=35%、右端=100%にしました。
炎のグラデーションの分岐点

それぞれの分岐点の色は、「色」⇒「テーマの色」から以下のように選んでいます。
炎のグラデーションの分岐点の色
炎のイラストが完成

「炎」の形が仕上がりました。
次のステップでは、この炎に、ほのかな灯のような光彩を付けましょう。

多角形に「パス」グラデーションでフレアな光彩と太陽を描く

下準備として、光彩を目立たせるためにダークカラーの背景が必要ですね。
「涙型」を描画したのと同様にして、今度は図形一覧から「四角形/正方形」を選んで描画し、炎の背後に配置、「線」を無しにして「塗りつぶし」を夜イメージの濃紺か黒に設定します。
<イラストの背景をダークカラーで塗りつぶす再び、「挿入」「図形」から今度は「十角形」をクリックして、炎の光彩の大きさにちょうど合うように描画します。
十角形のアイコン=zukei-10kaku
図形の十角形を選んでクリック
十角形を描画

この図形に「パス」グラデーションを適用させます。

分岐点は2点。
炎の光彩の分岐点の右側
右側の分岐点の色を先ほど作った夜イメージの四角い背景と同色に設定し、位置を少し左寄りにしました。
炎の光彩の分岐点の左側左側の分岐点は光彩の色になるので、オレンジ系を選び、位置は13%に設定。炎の光彩の分岐点の色
パス・グラデーションを適用後の炎の光彩

←こんな感じに光線がフレア状に広がりましたね。

この図形を炎の背後、夜イメージ背景の前面に配置すれば、「炎」のイラストが出来上がりです。炎と光彩を合体

この方式で夏の眩い太陽を作ってみましょう。

背景になる四角形には空色の放射グラデーションを適用しました。
空の放射グラデーションを適用した背景

空の放射グラデーション分岐点

分岐点は2点。
位置は右側=80%、左側=50%。
「色」は↓淡いブルーの濃淡です。
空の放射グラデーション分岐点の色

十角形の描画までは炎の光彩と同じ。
炎の光彩と同様、「パス」グラデーションの縁の色を上の空色背景の濃い方(スライダーの左側)と同じにします。太陽光線の色は好みでいろいろ試行してみて下さい。
太陽光線のパス・グラデーションを適用した画像太陽光線のグラデーションの分岐点
分岐点は4点。
位置は左から0%、35%、50%、100%。
光線の「色」↓はこんな感じにしました。
太陽光線グラデーションの分岐点の色
背景の上に重ねてみましょう。これで太陽も完成。
空の背景と太陽のイラストを合成

光のきらめきを描く

もう一つ、「パス」グラデーションで「光のきらめき」を描いてみます。

使う図形は「星とリボン」にある「星4」
図形の星4を選ぶ
少し縦長になるように描画して下さい。
星4を描画右側の分岐点の色を空色背景の分岐点と同じに設定。位置は80%。
左端は白(位置=0%)です。
光のグラデーションの分岐点光のグラデーションを適用した画像
これを空色の背景に幾つかコピーして並べてみましょう。
空・太陽・光を合成
場合によっては、1ptぐらいの「ぼかし」を適用してもいいかもしれません。

イラストの仕上げ:ろうそくと向日葵を描く

炎のイラストの仕上げに、図形の四角形+楕円形でろうそくを描きましょう。
「描画ツール」ー「書式」タブの「サイズ」で幅を同じにそろえて下さい。
四角形と楕円形の描画図形の塗りつぶしは四角形・楕円形共にグレーの濃淡の同じ「線形」グラデーションを適用しています。蝋燭の線形グラデーションの分岐点
両端(位置=0%、100%)の色を一番薄いグレーに、中央(位置=50%)の色を二番目に薄いグレーに設定。
二つの図形を重ねて選択し、「描画ツール」-「書式」「配置」から「左右中央揃え」をクリックしてピッタリ合成します。
四角と楕円を合成して蝋燭完成左右中央揃えで位置合わせ

二つの図形をグループ化(「描画ツール」-「書式」の「配置」の下)します。
図形をグループ化
グループ化した図形に「影」「反射」を適用しました。
「図形の書式設定」で真ん中の「効果」タブを開き、数値を入力して設定します。
「図形の書式設定」でろうそくに影と反射を適用

背景と同幅の四角形を作り、角度90度の淡い線形グラデーション(好きな色で)を適用してろうそくの下に配置して完成です。
蝋燭のイラスト完成

空と太陽の方にも、向日葵のイラストを描き加えてみましょう。

図形にパターンを適用「図形」の一覧から「円/楕円」を選んで、Shiftキーを押しながら正円を描画します。
正円を描画
これは向日葵の花の中央部分にする円形で、「塗りつぶし」には「パターン」を使ってみました。前景を薄いゴールド、背景をオレンジにしています。

「パス」グラデーション「線」に適用することにしましょう。
図形の線にパス・グラデーションを適用

線幅を6pt以上にして、分岐点は2点。右は濃い目のゴールド(位置=80%)、左はやや薄めのゴールド(位置=55%)です。
向日葵の花芯に適用したグラデーションの分岐点の色

この図形にやや厚みを持たせるために、「図形の書式設定」「効果」「影」を付けました。
「図形の書式設定」で向日葵の花芯に影を適用向日葵の花芯イラスト完成 向日葵の花弁向日葵の花を合成
花弁用に小さな正円を描き、「塗りつぶし」を単色の濃い目ゴールドにして、「線」は花の中央部分と同じ「パス」グラデーションを適用しました(=上図中央)。この小さな円型を複数コピーして花芯の周囲に配置して向日葵の花を作ります(=上図右)

縦長の線のような細い四角形を描画して茎を作り、「炎」で作った「涙型」図形を再利用して葉を作りました。「パス」グラデーションの色をグリーン系に変えて、適宜変形させただけです。
葉のグラデーションの分岐点パス・グラデーションを適用した葉
向日葵が出来上がったら、全て選択して、グループ化しておきましょう。
向日葵の完成
グループ化した向日葵を幾つかコピーして、ランダムに見えるよう縮小・回転など施して配置すれば出来上がりです。
空・太陽・光・向日葵の合成

パス・グラデーションを適用した図形「パス」グラデーションは輝きやきらめきを表現するのにすごく便利!
図形のエッジに背景と同じ色を設定するのがポイントだよ!

簡単なイラストですが、暑中見舞いやポスターの挿絵にも応用できますよ。
工夫次第でステキな絵が描けると思うので、チャレンジして下さいね。ろうそくの炎のイラストを使ったポスターのサンプル太陽と向日葵のイラストを使った暑中見舞いのサンプル

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