初心者が体験するWordの初歩

「白紙の文書」をクリック

初心者が体験するWordの初歩

Wordを初めて開くところから始めて、とりあえず一通りの初歩操作を実践して終了するまでをまとめました。

Wordを起動する

デスクトップにショートカットアイコンワードのアイコンがあるならダブルクリック。
なければ、WindowsのスタートWindowsのスタートアイコン⇒「W」⇒「Word」と辿ってクリックします。
Windowsのスタートメニュー
スタートメニューのアイコンをデスクトップにドラッグしておけば、次回からは画面上のアイコンをダブルクリックして起動させられます。
Wordのアイコンをデスクトップにドラッグ
Wordが起動し、「新規」画面が出ます。(※サインインを求められたら、ガイダンスに従って完了して下さい)
ここは、ひとまず、「白紙の文書」をクリックしてみましょう。
「白紙の文書」をクリック

タブとリボンで機能のメニューを切り替える

Wordの編集画面が開きます。
Wordの編集画面
上部横に展開する帯はWordの機能メニューで、下図の赤線で囲ったエリアが大カテゴリーに当たる切り替えボタン「タブ」です。初期画面では「ホーム」タブになっていますね。
Wordのタブの一覧
各「タブ」をクリックすると、帯の機能メニューが切り替わります。Officeソフトではここを「リボン」と呼びます。
Wordのリボン
「リボン」は幾つかの「グループ」と呼ばれる中カテゴリーに分類されており、この中に機能を直接操作するボタンが並んでいます。
下図は、「ホーム」タブにある「クリップボード」グループ、「フォント」グループ、「段落」グループです。
Word「ホーム」のグループ

●操作してみましょう

「タブ」を一つずつ右へクリックしていき、リボンを切り替えてみます。
Wordのタブを切り替える
操作のイメージが何となくつかめればOKです。

ステータスバーで表示のズームイン・アウトを操作

画面の最下部にある横長のバー(ステータスバー)には、表示に関する情報やズーム機能があります。
ここで、ページ数・文字数・入力モードを確認できる他、右端のスライダーで表示の倍率を変更することができます。
Wordのステータスバー

●操作してみましょう

スライダーの「-」を一つ押すごとに「90%、80%…」と縮小され、「+」を一つ押すごとに「110%、120%…」と拡大されます。中央のつまみを左右にドラッグさせれば、自由な倍率を設定できます。自分が入力するのに最適だと思う倍率にしてみましょう。
ズーム機能で倍率を設定

テキストの入力

キーボードの「半角/全角|漢字」(macだと「かな」)を押して、日本語入力モードに切り替えます。
ファイル1行目の左端にカーソルが点滅していると思います。(なければ、ファイル上をクリック)
ファイルにカーソルが点滅

●操作してみましょう

思いついたまま文章を入力してみて下さい。好きな歌詞なんかがいいかもしれません。
キーボードでひらがなを打ち込むと、途中で変換を予測される文字列が候補として自動表示されます。
変換候補の自動表示
キーボードのTabキーTabキーを一つ押すごとに候補が切り替わります。
入力したテキストによっては、かなり多種多様な変換候補が表示されるので、ポンポンTabキーを押してみましょう。
Tabキーを押して変換
自分が変換したいテキストになったら、Enterを押して確定させます。
※ 上図はGoogle日本語入力になっていますが、IMEでもATOKでもほぼ同じです。変換候補には日常的に変換するテキスト、直近に変換したテキストが優先して表示されます。
間違って変換しちゃった候補がいつまでも表示されてイラつく場合は、Ctrlキーを押しながらDeleteキーを押して候補から削除できます。

改行・改段落の違い

文章を入力する上で、改行と改段落の使い分けは最初に身につけるべき作法です。

特に長文文書では「段落」が重要な単位となりますから、ここだけはしっかり抑えておきましょう。できれば、以下の記事を御一読下さい。

「行」と「段落」を常に意識して文章を入力する

●操作してみましょう

最初の文は「タイトル」と考えて、ここで改段落します。
段落を改めるには、
EnterキーEnterキーを押します。
カーソルが一つ下の行に移り、1行目には左下に曲がる矢印の改段落の記号が付きます。
改段落

本文に当たるテキストを入力して、同じ段落内で改行します。
単に段落内で改行する時は
ShiftキーShiftキーを押しながらEnterキーEnterキーを押します。
改行する行の末尾に下方向矢印の改行記号が付きます。
改行

「改段落」と「改行」を適切に使い分けながら、入力しましょう。最初はピンとこなくても、Wordと少し付き合ううちにコツが呑み込めてきます。

あっという間に段落の間隔を広げる

書式が何も設定されていない状態だと、「改段落」と「改行」は記号でしか区別がつきません。
「改段落」と「改行」記号のある文書
段落間のスペースを広げて、わかりやすい体裁にしてみます。

●操作してみましょう

操作はとても簡単です。
「デザイン」タブ「ドキュメントの書式設定」グループにある「段落の間隔▼」をクリック。「組み込み」のメニューから「やや広い」をクリックします。
(※「広い」だと行間とのバランスがイマイチなので、「やや広い」がオススメです)
段落の間隔の「やや広い」をクリック
最短できれいに間隔が広がりました。
間隔が広がった

テキスト・行・段落の選択

前章と関連する操作です。文書の一部を修正したり、移動させたり、コピーする際には、その範囲を選択します。

●操作してみましょう

範囲選択の基本はドラッグです。
文章の一部を選択する時は、そのテキスト範囲をドラッグ(マウスボタンを押した状態でスライドさせる)します。背景色が変わるので選択された範囲はすぐ分かります。
文章の一部をドラッグで選択
どんなに広い範囲でもドラッグで選択できますが、行・段落を選択するのには別の早業があります。

行を選択する時
その行の余白をクリックします。行頭側の余白にマウスカーソルを移動させていくとポインタが白抜きの斜め矢印型になるので、すかさずクリック。
余白をクリックして行を選択

段落を選択する時
上記の行を選択するのと同じ手順で、余白をダブルクリックします。
余白をダブルクリックして段落を選択

デザインを整える

入力した文章の体裁を整えてみましょう。

●操作してみましょう

タイトルを選択して、文字色・サイズ・下線・配置を変えてみます。

文字色
「ホーム」タブの「フォント」グループにある「フォントの色」ボタンをクリック、パレットから色を選んでクリックします。
「フォントの色」ボタンからパレットで色を選択
文字サイズ
同じく、「フォント」グループの「フォントサイズ」ボタンから、サイズを選んでクリックします。
「フォントサイズ」ボタンからサイズを選択
太字・下線・配置
「段落」グループの「中央揃え」ボタン、「フォント」グループの「B(太字)」ボタンをクリック、「U(下線)▼」ボタンから線種と色を設定します。
「太字」「中央揃え」「下線」を設定
こんな↓感じに変わりました。
書式を設定したタイトル

段落の間隔
タイトルと本文の隙間をもう少し広げたいと思います。
タイトルの末尾にカーソルを置いて、「レイアウト」タブの「段落」グループにある「間隔」の「後」の▲を一つずつ押して隙間を広げます。
段落の間隔の「後」を修正

インデント
本文のテキスト(適宜、フォントサイズも大きくしておきます)の範囲を選択して、幅を縮めます。
「レイアウト」タブの「段落」グループにある「インデント」の「左」「右」の▲を一つずつ押していって幅を縮小します。
左右のインデントを修正
簡単な書式を幾つか設定するだけで、文書としての体裁が整ってきましたね。
体裁の整ったテキスト
※ ここでは取り上げませんでしたが、本来、書式の設定は「スタイル」から行うのがベストです。この章のような設定方法は、1枚だけの印刷物や、特定の文字列に対してちょこっと書式を施す場合にだけ用いましょう。
書式設定に「スタイル」を使うべき理由、スタイルの設定・管理について

ファイルの保存と終了

作成した文書を保存する手順です。

●操作してみましょう

画面最上段の左端にある「上書き保存」ボタンをクリックします。
「上書き保存」ボタンをクリック
「ファイル」タブの「名前を付けて保存」画面が開きます。

パソコン内に保存する
「ファイル」タブの「名前を付けて保存」画面で「このPC」をクリックします。
「ファイル」タブの「名前を付けて保存」画面で「このPC」をクリック
画面右側にドキュメント内のフォルダが表示されるので、保存先にするフォルダをクリックします。
保存先にするフォルダをクリック
フォルダが表示されている上にあるテキストボックスにファイル名を入力して、右横にある「保存」ボタンをクリックします。
ファイル名を入力して「保存」ボタンをクリック
保存フォルダを作成していない時は「ドキュメント」をクリック、
「ドキュメント」をクリック
ウィンドウが開いたら、「新しいフォルダー」をクリック、作成されたフォルダに名前を入力。
新しいフォルダーを作って、名前を入力
新設したフォルダをクリックで開き、保存するファイル名を入力して、「保存」をクリックします。
ファイル名を入力して「保存」ボタンをクリック

OneDriveに保存する
専用のクラウドに保存することもできます。いろいろな端末からアクセスしたり、共同作業するときには大変便利です。PCが破損しても、OneDriveに保存しておけばデータは無事。バックアップの手間が省けます。
「ファイル」タブの「名前を付けて保存」画面で「OneDrive」をクリック。(※ここでサインインする必要があれば案内に従って完了して下さい)
「OneDrive 個人用」をクリックして、
「OneDrive個人用」をクリック
保存用のフォルダを新設します。
保存用のフォルダを新設
新設したフォルダをクリックで開き、保存するファイル名を入力して、「保存」をクリックします。
ファイル名を入力して「保存」ボタンをクリック
Word(現在2016)は進化していて、突発的にPCやソフトがクラッシュしても未保存のデータを救済してくれます。とは言え、完全な形で再生されるかは保証の限りではありません。やはり、定期的に保存しておくのが安全です

Wordを終了させるには、「ファイル」タブの左サイドメニューにある「閉じる」をクリックします。
「ファイル」タブの「閉じる」をクリック
画面の右上角にある「❌(バツ)」ボタンをクリックして終了させることもできます。
「❌(バツ)」ボタンをクリックして終了

Word操作の初歩――起動から終了までを体験的にご案内しました。下図は記事で使ったサンプル文書です。
初歩操作で作ったサンプル文書

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