ワード使いこなしの基礎と応用

段落ダイアログでインデントを調整する

インデントは行頭を凹ませたり、揃えて字下げしたりして文書の体裁を整える機能です。段落書式の代表格で、ダイアログボックスで詳細な調整が可能です。最初の行を1字下げたり、ぶら下げで後の文章を押し下げるのも数値指定できます。

目次


インデントの簡易設定はボタン押しだけ

下図の文書を例にして、インデントを適用してみます。
タイトル以下の段落は3つ。この全体にインデントを増やし、タイトルとの区別を際立たせたいと思います。
インデントを適用する文書
3段落全てを選択し、「ホーム」タブ「段落」グループにある「インデント」の増減ボタンをクリックします。この場合はインデントを増やしたいので右側のボタンをクリック。
インデントの増減ボタン
増やすボタンを一つクリックするごとに1字分のインデントが左に追加されます。下図はボタンを2度押ししたケースです。
インデントを増やすボタンを2度押した段落
インデントの1字は標準スタイルのフォントサイズになります。
「スタイル」以外でサイズを設定している場合は文字数分きっちり下がらないことを頭に入れておくといいかもしれません。逆に、標準スタイルのフォントサイズを変更するとインデントの幅も変わります。
標準スタイル
タイトル=14pt、段落=12pt、標準スタイル=10.5pt、インデントを増やすボタン2度押しで以下のようになります。インデント幅が21ptなので、タイトルの2文字目の中央で下位の段落が揃っていますね。
標準と異なるフォントサイズでのインデント幅

段落ダイアログボックスで右インデント設定

インデントを増やすボタンは段落の左端を凹ませます。
ですが、インデントの幅によっては右端ラインのバランスが悪くなります。右側のインデントの指定はダイアログボックスで操作できます。

「ホーム」タブ「段落」グループ右下角の小さな下向き斜め矢印をクリックして「段落」ダイアログボックスを開きます。
「ホーム」タブの「段落」グループにある下向き矢印をクリック
ダイアログボックスの1ページ目「インデントと行間隔」の中央、下図の赤線で囲ったエリアでインデントの詳細設定を行います。
この時点で、左インデントは「2字」、右インデントは「0字」ですね。
ダイアログボックスのインデント設定エリア
右インデントの▲を押していくと、0.5字ずつ数値が上がります。ここでは左インデントと同じ「2字」に設定してみましょう。
ダイアログで右インデントを設定
右側ラインが内側に凹みました。
右インデントを適用前と適用後

ダイアログでのインデントは字数だけでなく、mmのような単位指定もできます。
インデントをmmで単位指定

左右のインデントの数値設定は「レイアウト」タブにもあります。
「レイアウト」タブでインデント設定

「最初の行」のインデント設定

段落の先頭行だけ別指定のインデントを設けたい場合があります。
読みやすくするために段落の最初の行を1文字下げたり、項目名を目立たせるために前に押し出したりする設定です。

ダイアログでは「最初の行」に設定するインデントの種類を「字下げ・ぶら下げ」から選択し、幅を指定します。
ダイアログで最初の行のインデント設定エリア

字下げ

「字下げ」=通常のインデントで、凹ませます。
1行目だけインデントを増やしたい時に設定します。
最初の行を「1字」字下げする設定
段落ごとに1字下げた文章です。
段落の最初の1文字が凹んだ

ぶら下げ

「ぶら下げ」は字下げの逆です。出っ張らせるわけですね。

例えば、1行目を項目名として、1文字のぶら下げインデントを設定します。
1文字のぶら下げインデントを設定
段落の先頭行が左に1字分押し出されました。
先頭行が左に押し出された

ぶら下げ後のずれをタブ文字で解消

行の冒頭に項目名を置いた下図のような段落に「ぶら下げ」を使って体裁を整えてみましょう。項目名と続く文章の間には半角スペースが入っています。
※項目は分かりやすいようにフォントカラーを赤にしています
行の冒頭に項目名を置いた段落

全段落を選択して、ダイアログボックスを開き、「ぶら下げ」の値を「7.5字」に設定しました。一番長い項目名7文字+半角スペース0.5文字です。
「ぶら下げ」の値を「7.5字」に設定
ぶら下げ適用後です。最初の段落はきれいに揃っていますが、第2、第3の段落は1行目にズレが生じています。
ぶら下げインデント適用後、ラインがずれている

この1行目のはみ出しを解消するのに、文章の開始位置を揃える「タブ文字」という空白表記を使います。
第2段落の半角スペース横にカーソルを置いて、
第2段落の半角スペース横にカーソル
キーボードのTabキータブを押します。
第2段落のズレが解消されました。
インデントのズレが解消
第3段落も同様に半角スペース横にカーソルを置いて、Tabキーを押します。
全てきれいに揃いました。
タブ文字で開始位置が揃った

上記例で、半角スペースの代わりに最初からタブ文字を挿入しておけば、ぶら下げ適用時点でラインが揃います。
半角スペースの代わりに最初からタブ文字を挿入

項目名を右揃えにしたい時は、冒頭にスペースを入れて調整できます。
スペースで項目名を右揃えにした場合

スペースキーの代わりにTabキーを活用する場面は結構多いと思います。
タブは文字の開始位置を揃える機能があることを覚えておいて下さい。


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