ワード使いこなしの基礎と応用

名刺の作り方|後悔しない用紙選び

理想的な名刺作りのコツを一つあげるとしたら?
・・・と聞かれたら、迷わず「用紙の選定」と答えますね。

まず第一に、Wordでは市販されている名刺カード用紙を用意しておけば、その型番をワンクリックで選ぶだけでファイルの設定ができてしまうのです。
・・・ので、名刺作成作業に入る前に印刷用紙を準備しておく、または、この用紙で作る!と決めておく必要があります。第二に、市販されている名刺専用の印刷用紙はかなりの優れもの。種類も豊富で作業が簡単で仕上がりがキレイ。使わない手はありません。

さて、用紙を選ぶポイントは自分が作りたい名刺のタイプによって違ってきます。
そこで、このページでは「サイズ」「デザイン」「カードの切り離し方」の3点を考慮した用紙選びについてまとめてみました。

市販されてる名刺専用の用紙を選ぶポイント 目次


名刺のサイズから選ぶ

名刺にはけっこういろいろサイズがあるのですが、日本で最も普及しているのは4号サイズ(55mm×91mm=仕上がり寸法)です。
名刺4号のサイズ画像

現在市販されているシートはほぼこの4号サイズの仕様になっていますので選択肢は他にないと言ってもいいんですが、例外として「女性名刺サイズ」というのがあります。

こんな用紙もある!女性サイズ角丸のフェミニン名刺

女性用の名刺サイズと紹介されることも多い3号サイズは標準サイズの縦横比をそのままに上下左右3mmずつ縮小した寸法です。クレジットカードくらいの大きさですね。
女性名刺3号のサイズ画像
このサイズでは角丸型の用紙が幾つか市販されています。形も可愛くて、財布のカードポケットにも収まる。持ってて嬉しくなるようなフェミニン調の名刺ですね。
名刺デザイン画像1← 作成サンプルはこんな感じ

女性サイズ角丸の製品をピックアップしてみました(この製品を利用したい場合はメーカー名と品番を控えておきましょう)

サンワサプライ 品番:JP-MCMARUGK
インクジェット専用。特に写真を高精細に印刷できるフォト光沢紙。小さくて角が丸くて表面がツヤツヤです。
ELECOM 品番:MT-HMN2WNR
これもインクジェット紙。優しい感じの仕上がりになります。

因みに、欧米の標準サイズ(下図)は89mm×51mm、縦横比が少し横長でやや小型。スマートサイズとも呼ばれていて、スレンダーでオシャレな印象を与えます。
欧米名刺サイズ・スマートサイズ画像
一説によると地味にジワジワ人気上昇のサイズだそうです。デザイン・芸術関係の名刺とか外資系企業に就活する時の学生名刺、ヘアサロンのスタッフ名刺などはこのサイズを選ぶだけでも効果ありそうですよね。ただ、知る限りでは市販の名刺専用の印刷用紙がこのサイズに対応していないので、デザインを自作したら印刷サービスに入稿データとして持ち込んで、印刷・裁断はプロにお願いするしか今のところ道は無さそうです。

名刺カードの「切り離し方」で選ぶ

名刺専用用紙のレイアウト自分で作成して家庭用のインクジェットプリンタで印刷する場合、A4版のシートに2列5段の10面付になった用紙(=左図)が基本です。
1シートで10枚の名刺が作れます。左上の一つ目の枠でデザインし、10面全部にコピーしたデータを印刷した上で一枚ずつ切り離して作るわけです

この切り離し方が用紙を選ぶポイントの1番目です。

印刷後の名刺カードの「切り離し方」は2種のタイプに分かれます。

マイクロミシン
細かいミシン目に沿って山折り谷折りして切り離すタイプのシートです。両面印刷に対応した製品も多く、価格も手頃。短所は、やはりミシン目のギザギザ。ただ、よ~く見るとか、フチを指で触ってみるとかしなければ気づかない程度。カジュアルな名刺なら充分満足いく仕上がりになると思います。
【このタイプの用紙】A-one 品番51291(かなりの厚口タイプなのでミシン目がほとんど気にならない)同型で標準的厚み=51131、やや厚口=51261
クリアエッジ
あらかじめ裁断されているカードを仮接着した台紙から剥がして切り離すタイプのシートです。エッジが滑らかで仕上がり具合がワンランク上。
短所ってほどのことじゃないけど、表面はフチまで印刷できるタイプでも、裏面に印刷する場合はかなり範囲が限られます(裏面もフチまで印刷できる製品もあるらしい)。フォーマルな場やビジネスに使う名刺なら、こっちがよさそうな気がします。
【このタイプの用紙】A-one 品番51801(名刺用紙の基本形。標準的厚み)やや厚口=51811

名刺カードの「デザイン」で選ぶ

もう一つ、名刺専用の印刷用紙の選択ポイントは「デザイン」です。名刺デザイン画像2

こんな風に名刺のフチまでいっぱいに背景があるデザインの名刺を作る場合、仕上がりサイズで面付された用紙を選んでしまうと、カードとして切り離した時にかなり高い確率で印刷のズレが生じてしまいます。白い縁や隣のカードの模様が入ってしまうのです。印刷時のズレ

←こんな感じです。

まー、この例だと、もともとこーゆうデザインなの!と言い張るという手もあるかもしれませんが…(^^;)

この印刷時のズレを回避するためには、切り離し線の周囲に余白があるシートを選ぶ必要があります。背景部分を仕上がりサイズより数mm大きく作って配置し、余裕を持たせるわけですね。印刷業者さんが言うところの「塗り足し」を作るってことです。縁までデザインのある名刺の塗り足し

フチまであるデザインをきれいに印刷できる用紙を探してみた

Hisago 品番:CJ930S
「切り離し線の周囲に余白がある印刷用紙」の「余白」が充分にあれば印刷時の失敗確率が低くなりますが、A4版に10面付の用紙だと限界があります。
Hisagoのこの製品は8面付シート(1シートに付き8枚の名刺を作成)。
普通10枚作れるのが8枚なので損した気分になるのが最大の欠点。でも、細かいことは気にせず、とことん仕上がりにこだわりたい太っ腹で芸術家肌の人なら「いいね!」ってなると思います。出来上がりのエッジが滑らかなクリアカットタイプ。
Hisago 品番:CJ600S
「CJ930S」のマイクロミシンカット版。細かいミシン目を切り離すタイプ。
A-one 品番:51601(厚口タイプ=51604)
こちらはA4の用紙にギリギリの余白を設けて10面付したクリアカットタイプの用紙。
当然ながら余白(=塗り足し)は狭く、特にカード同士の長辺の間にある余白がわずか2mm。でもこれは近頃のプリンタの性能などを考えれば十分な数値と言えるし、試し刷りをちゃんと行えば失敗することはまずないでしょう。
A-oneにも8面付のシート(品番51006など)があったんですが、どうやら現在廃番になっていて、代替の新製品がこの「品番51601」みたいです。他のメーカーも8面付は扱わなくなってく傾向なので、このタイプが今後は主流なのでしょう。
・・・ただ、Wordで使う場合、軽く問題あり。
ラベルの設定メニューの中にこの製品の品番が無いんです。何故だろ?新製品だから?
そこで、この用紙をWordの宛名ラベルに新規登録することになります。このテンプレートを使う名刺の作り方へ
A-one 品番:51631
上記A-one 51601と同じ仕様で、写真を使う時専用のフォト光沢紙です。名刺に写真を載せるなら、このタイプ。デジカメ写真も高精細に出力できます。
この用紙も先ほどダウンロードしたテンプレートを使って作業できます。

文字のレイアウトだけで超お洒落な名刺ができちゃう用紙もあった

金属の薄板のような質感を持つメタルな用紙、和紙やクラフト紙の風合いを表現したテクスチャ系の用紙、透明フィルム状の近未来風な用紙。
なんともお洒落な名刺カードがいっぱい出回ってるんですね。背景を透明にした名刺デザインを一つ作っておいて、オーソドックスな用紙とこんな個性的な用紙の両方に印刷しておけばシーン別に使い分けができて愉しそう。

ELECOM 品番:MT-MMN1GD(MT-MMN1SV=シルバー)
メタリックな素材の名刺カード。ヘアラインが入った渋味のあるゴールドで、洋風なデザインにも和風なデザインにも合いそうな感じですね。
サンワサプライ 品番:JP-MCWASHI
高級和紙の風合いを持つ用紙。しっとりした雰囲気をアピールできる。華道、書道など日本的なカルチャーに携わってる人には超おススメ。
A-one 品番:51642(=無色透明)
(ピンク=51643、イエロー=51644、ブルー=51645)
これは透明フィルムの上に印刷する名刺カード。おまえの趣味はどーでもいいって言われそうだけど、個人的には一番のお気に入り (*^v^*)b
これ、艶消しになってる方が印刷面で光沢面が裏なんだけど、反転印刷すればツヤツヤの光沢面を表にできます。ブルーならアクアリウム風のデザインなんて素敵かも。

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さあ、用紙が選択できたら、いよいよ名刺作成開始ですよ!

名刺作成の実践ナビで作りながら覚える

あなたが作りたい名刺はシンプル系? それともスタイリッシュ系?
とにかくWordを起動して名刺作成にとりかかってみましょう。

シンプル・基本形・白背景
こんなレイアウトのシンプルな名刺をWordで作る手順
名刺のデザイン画像3
スタイリッシュ・フチまでデザイン
こんなレイアウトのフチまでデザインのある名刺をWordで作る手順


文書作成ソフトWordを活用すれば、仕事や私生活で、今あなたが必要とするいろいろなモノが作れます。その作成手順とデザイン、アイデアのヒントまでを可能な限り詳細にわかりやすくナビします。基本操作や段組み、描画、宛名印刷に関する解説記事とともにご利用下さい。