一つの文章にある漢字全てにまとめてルビを振る

文章を単語で区切った「ルビ」のダイアログ

一つの文章にある漢字全てにまとめてルビを振る

一続きの文章内にある漢字に一括でルビを振ることができます。制約条件もありますが、箇条書きのリストなどで役立つ方法です。振りたくないルビを消す作業もダイアログ内でまとめて実行します。

対象にできる文章範囲には上限がある

▶ルビを振る基本操作

下図のような文章を選択して、丸ごとルビ設定します。
一続きの文章を選択
「ルビ」ボタンを押して、
ミニツールバーの「ルビ」ボタン
ダイアログを開くと、文章が単語ごとに区切られて表示され、漢字に対応するルビが振られています。
文章を単語で区切った「ルビ」のダイアログ
上図では文章の冒頭しか表示されていませんが、スクロールバーを下へ移動させれば、選択範囲の末尾まで対象に含まれているのが分かります。
スクロールして選択範囲の末尾を表示

スクロールしながらルビの文言に誤りがないか確認し、不要なルビをドラッグで選択、DeleteキーかBackSpaceで削除します。
不要なルビを削除
作業が完了したら「OK」します。選択範囲にまとめてルビが振られました。
一続きの文章にまとめてルビが振られた

ひょっとして、ページ全部選択して一括でルビ振りできる?・・・と思ったかもしれませんが、無理です。

ルビ振りの対象範囲には上限があります。

  • 一続きの文章であること。開始文字から1つ目の読点まで
  • 句点は2つまで
  • 長さは1行分が限度。しかも限度いっぱいの長さだと末尾のフレーズが適正に区切られないこともある

ということで、「句点が少なく、長過ぎない、一続きの文章」が条件です。
長い文章は数回に分けて設定するしかないようです。

また、長い範囲では「文字列全体」「文字単位」の設定ボタンが機能しないことがあります。どちらか、または両方がグレーアウトしてクリックできない状態になります。

区切られたフレーズごとに「配置」「フォント」「サイズ」を変えることはできません。「配置」を変えたいなら、その範囲だけを別個に設定し直す必要があります。

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