ワード使いこなしの基礎と応用

囲み文字(囲い文字)の枠(○や□)・文字のズレを修正

囲み文字を設定すると、○や□の枠に文字がきっちり収まらないことがあります。ずれたり、場合によっては枠をはみ出したりといった現象を回避する方法です。

目次


囲みのスタイルを「文字のサイズを合わせる」にする

この機能の基本的な操作については、▶囲い文字(囲み文字)の作り方

囲みのスタイルには「外枠のサイズを合わせる」と「文字のサイズを合わせる」の2種があり、状況に応じて使い分けます。
囲みのスタイル
例えば、丸印の囲み文字という囲み文字をフォント游明朝、12ptサイズで作るとします。
「外枠のサイズを合わせる」の設定では「○」をフォントに合わせて作成されます。当然ながら、中に入る「印」の文字は小さく表示されることになります。
「文字のサイズを合わせる」の設定では「印」をフォントに合わせて作成されます。そのため、外枠の「○」は指定サイズより大きく表示されます。

下図は、同じ条件で2つのスタイルそれぞれの囲み文字を作成したサンプルです。
囲み文字の作成サンプル

外枠のサイズを合わせる」で作成した囲み文字は枠に文字を押し込む感じで、見た目のバランスが微妙になる場合があり、特に囲みを「」にすると文字が少し下にズレます。
ズレた囲み文字
これを選択して、再度「囲い文字」機能を適用、ダイアログのスタイルを「文字のサイズを合わせる」に換えると、
囲い文字ダイアログでスタイルを「文字のサイズを合わせる」にする
囲みに余裕ができて、きれいに収まります。
ズレが解消された囲み文字

フィールドコードを表示して精緻な修正

前章の対処法でもズレが解消しないケースもあります。
そんな時は、最終手段として「フィールド コード」を表示して修正します。

修正したい囲み文字を選択して右クリックし、開いたコンテキストメニューの「フィールドコードの表示/非表示」をクリックします。
フィールドコードの表示/非表示をクリック
囲み文字を形成する構文が表示されます。
囲み文字の構文
状況に応じて枠か文字を選択して位置やサイズを修正します。このケース(枠が○、文字が△)では文字を選択して位置を1.5pt上げました。
囲み文字の文字位置を修正
修正が完了したら、フィールドコード上で右クリックして、再びコンテキストメニューの「フィールドコードの表示/非表示」をクリックして元の表示に戻します。
フィールドコードの表示/非表示
文字が中央に移動しました。
文字が中央に移動

丸数字の51を作る

丸数字「①②③・・・」は「㊿」まで変換できますが、今のところ、「51」から先はありません。
これを囲み文字で作ってみると、下図のように変換文字とはちょっと違う雰囲気。
変換した丸数字「50」と囲み文字の「51」
2つの文字を見比べて、どこをどう修正するか見当をつけます。
「5と1の間を狭める」「数字自体の縦横比を少し縦長にする」「全体の位置を上げる」「枠サイズをやや大きくする」・・・こんなところですかね。

前章と同様にして「フィールドコード」を表示して修正します。
フィールドコード「{ eq \o\ac(,51)}」が表示されたら、「51」を選択して、「フォント」ダイアログボックスを開きます。(「ホーム」タブ「フォント」グループの右下角の斜め下向き矢印をクリック)
少し縦長にするために「倍率」を「97%」に、数字の間を狭めるために文字間隔を「狭く」「1.2pt」に、全体の位置をやや押し上げるために「位置」を「上げる」「1pt」に設定しました。(※フォントサイズは14ptで作ってありましたが、これを、選択時にミニツールバーで14.5ptに修正しています)
フォントダイアログで囲み文字「51」の位置や幅を修正
続いて枠の「○」の方を選択して、ミニツールバーでサイズを21ptから22ptに変更、「51」と同じく「フォント」ダイアログを開いて「位置」が「下げる」「2.5pt」になっているのを「1.5pt」に修正しました。
フォントダイアログで囲み文字の枠「○」の位置を修正
修正前と修正後の丸数字51です。
完璧とはいきませんが、許容範囲には達したと思います。
修正前と修正後の丸数字51
修正は一度でうまくいくとは限りません。何度かフィールドコードの表示/非表示を切り換えながら試行錯誤しましょう。

【囲み文字がズレる時の対処法】まとめ

  • 囲み文字のズレを解消するためには、まず、囲みのスタイルを「文字のサイズを合わせる」に換えてみましょう
  • それでもまだ問題があるなら、「フィールドコード」を表示して枠と文字を別々に修正します
  • ほとんどの修正は「フォント」ダイアログで作業できます

▶2文字以上の囲み文字を作る
▶囲み文字を解除する方法


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