Excel使いこなしの基礎と応用

ピボットテーブル|構成比・累計・前月比・前日比

ピボットテーブルでは、煩雑な操作も関数も無しに「計算の種類」リストから選ぶだけで分析に役立つ「構成比」「累計」「前日比」「前月比」を表に加えることができます。

目次


商品ごとの構成比を表示

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個別の商品の売上が全体の売上に占める比率を集計するため、商品名を「行ラベル」にしたピボットテーブルを作成します。こういう場合、下図のように行にだけ項目を並べ、列項目のないシンプルな構図が適しています。
構成比の表示に使うピボットテーブル
値フィールドの設定」を開くまでは、前記事▶合計と並べて個数・平均・最大(小)値・標準偏差を表示で解説した手順と同じです。
「値」エリアに既にある「金額」フィールドの下にもう一つ同じ「金額」フィールドをドラッグして配置。
「合計/金額2」が配置される
ピボットテーブルの集計列が増えました。
ピボットテーブルに集計列が追加された
ピボットテーブルの「合計/金額2」フィールド名をダブルクリックするか、作業ウィンドウの「値」エリアにある「合計/金額2」フィールド名をクリックして「値フィールドの設定」画面を開きます。
「値フィールドの設定」は「集計方法」と「計算の種類」の2つのタブに分かれています。今回、設定に使用するのは「計算の種類」の方。こちらに切り替えて、「計算なし」になっているところを「列集計に対する比率」に変えます。
値フィールドの設定で計算の種類を「列集計に対する比率」にする
「名前の指定」も「合計/金額2」から「構成比」と入力し直しておきます。
名前を構成比に変える
比率の小数点以下の桁数を1桁に収めたいという場合は、画面左下にある「表示形式」をクリック。「セルの書式設定」ー「表示形式」の「パーセンテージ」で、「小数点以下の桁数」を▼を押して「1」に変えます。
表示形式のパーセンテージで小数点以下の桁数を1に設定
ピボットテーブルに構成比の集計列が表示されました。
ピボットテーブルに構成比が追加された

売上金額の累計を表示

「日」「月」を追って売上の累計を表示するためには、まず、「日付」か「月」フィールドを「行ラベル」にしたピボットテーブルを作成します。
ピボットテーブルでクロス集計|作成から更新までの基本操作
累計を表示する場合も、構成比と同様、「月」と「売上金額」を並べたシンプルな構図が適しています。
累計の表示に使うピボットテーブル
このピボットテーブルの作業ウィンドウの「」エリアに既に配置されている「金額」フィールドの下に、同じ「金額」フィールドをドラッグして列を増やし、前章の「構成比」の時と同じく「値フィールドの設定」を開きます。
計算の種類」を「累計」に、「基準フィールド」を「」に設定した後で、「名前の指定」のボックス内を「累計」に入力し直します。
値フィールドの設定の計算の種類を累計にし、基準フィールドを月に設定
ピボットテーブルに「累計」の集計列ができました。
ピボットテーブルに累計が追加された

売上の前月比・前日比を表示

前月比・前日比も累計と操作はほとんど変わりません 。
作業ウィンドウで「」エリアにフィールドを増やし、「値フィールドの設定」で「計算の種類」と「基準フィールド」を選びます。ただ1箇所異なるのは、「基準アイテム」を指定する必要があるという点。

前月比・前日比・前年比は、この「基準アイテム」を「(前の値)」と指定します。
そして、「計算の種類」は「基準値との差分の比率」を選択し、「基準フィールド」は前月比の場合は「」を選択します。
基準フィールドの月の項目ごとに(前の値)との差額の比率」を集計するよう求めているわけです。
値フィールドの設定で計算の種類を基準値との差分の比率に、基準フィールドを月、基準アイテムを前の値に設定
ピボットテーブルに「前月比」の集計列が追加されました。
ピボットテーブルに前月比が追加された

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次は、基本的なクロス集計に前日比を表示させてみましょう。
前日比の表示に使うクロス集計表
「値」エリアにフィールドを追加し、「値フィールドの設定」を開き、以下のように設定します。「前月比」と違うのは「基準フィールド」を「日付」にし、名前を「前日比」にすること。
値フィールドの設定で基準フィールドを日付にする
商品の項目ごとの「前日比」が追加されました。
商品ごとに前日比が表示された
横長の表で見にくいと思ったら、デザインを変えてみるといいかもしれません。
下図は、列に縞模様を適用して、デザインも違うバージョンを選んでみたサンプルです。
デザインを変更したピボットテーブル


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