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ピボットテーブル|集計アイテムと集計フィールドはどこが違うのか?

ピボットテーブルにオリジナルな集計を追加できる機能「集計フィールド」と「集計アイテム」。この両者の違いがイマイチよくわからない、という方向けに徹底解説。

目次


フィールドとアイテムを理解する

集計アイテムと集計フィールドはどこが違うのか?
この問いに答える前に、ピボットテーブルの構造を少しおさらいしましょう。

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データ表の列項目をExcelでは「フィールド」と呼びます。ピボットテーブルを作成すると、元表の「フィールド」が「ピボットテーブルのフィールド」として作業ウィンドウにリストアップされます。
ピボットテーブルト元表のフィールド
この「フィールド」を「ピボットテーブルのフィールド」作業ウィンドウの「列」「行」に配置して、
ピボットテーブルのフィールド作業ウィンドウの列行にフィールドを配置
形成された集計表には、元表の「フィールド」に属す項目が縦横に並びます。この項目が「アイテム」です。
ピボットテーブルの縦横に並ぶ項目がアイテム
商品」というフィールドに属すアイテムが「WEB制作・スタンダード」や「キャラクター作成」であり、「担当者」というフィールドに属すアイテムが「担当者A」「担当者B」です。
これらの区別がしっかりついていれば、「集計フィールド」と「集計アイテム」の違いはすぐにのみこめるはずです。

ピボットテーブルに追加される位置で解ること

「消費税」の集計フィールドを追加したピボットテーブルです。
この実装手順は▶集計フィールドの挿入・編集・削除
集計フィールドが追加されたシンプルな集計表
行ラベルと値だけのシンプルな集計表で、追加されたのは赤枠の中、C列の範囲です。「消費税」という名の新しいフィールドが追加されたということですね。
ここで、「集計フィールドはフィールド単位で集計を行うので、アイテムには関わらない」と言ってしまうと誤解が生じるかもしれません。
なぜなら、列ラベルも配置したクロス集計表の場合は、下図のようになるからです。
クロス集計表に追加された集計フィールド
「担当者A~C」というアイテムごとに消費税が計算されています。
これは、「消費税」という集計フィールドが列ラベル内のアイテム全てに共通して適用された結果です。…なので、「担当者A」と「担当者B」の合計を表示させたいというようなことは無理なんですね。それは「集計アイテム」の仕事になります。

「集計フィールド」はピボットテーブルの列側だけに展開する機能なのです。そして、行側に展開させたい時に使うのが「集計アイテム」というわけです。

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では、「集計アイテム」は行だけで列側への展開はダメなのかというと、そんなことはありません。下図は列側に展開させた「担当者」ごとの構成比を「集計アイテム」で表示させたレポートです。
列に追加された集計アイテム
「集計アイテム」は「行」「列」双方向で使える機能だということですね。ただ、上記例の実装は「計算の種類」で行った方が早くて簡単。
かなり乱暴だけど、オリジナルの集計を追加したいなら、「集計フィールド」、オリジナルの集計を追加したいなら「集計アイテムという捉え方でほとんどの場合いけちゃうと個人的には思います。

ダイアログボックスの数式への参照

下図左は「集計フィールド」のダイアログで、右は「集計アイテム」のダイアログです。
集計フィールドと集計アイテムのダイアログの比較
一見して解るように、右は「アイテム」も一覧表示されています。

「集計フィールド」では、数式に組み込めるのは「フィールド」名だけです。前述したように、フィールドに属すアイテム全てが一纏めで集計の対象になります。
集計フィールドの挿入ダイアログ
「集計アイテム」を使うと、項目「アイテム」名も数式に組み込むことができ、より細かい集計が可能になります。アイテム同士で計算したり、特定のアイテムだけをピックアップして集計の対象にすることができるのです。
集計アイテムの挿入ダイアログボックス
では、基本的な集計アイテムの挿入手順へ進みましょう


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