Excel使いこなしの基礎と応用

ピボットテーブル|集計フィールドの挿入・編集・削除

「集計フィールドの挿入」とは、数式を指定してピボットテーブルに独自の集計列を表示させる機能です。消費税額の集計列を挿入する手順と、集計列同士を足し算させる実例を挙げて基本操作を解説します。

目次


集計フィールドでできること

消費税額の集計列をピボットテーブルに追加したいと思ったとします。
「ピボットテーブルのフィールド」作業ウィンドウで「値」エリアにフィールドの一つをドラッグして、その「値フィールドの設定」を開いて「計算の種類」リストを探しても、「消費税」を計算してくれるフィールドは見つかりません。
ここで役立つのが「集計フィールド」です。
「計算の種類」に無い計算でも、集計フィールドとして任意の数式をピボットテーブルに挿入できるのです。

集計フィールドの追加|消費税額の表示

では、実際に「集計フィールド」を挿入して消費税額を表示させてみましょう。

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商品と金額を対応させたシンプルなピボットテーブルを使います。
▶ピボットテーブル|作成から更新までの基本操作
消費税額を表示させるピボットテーブル
「ピボットテーブル ツール」ー「分析」の「計算方法」グループにある「フィールド/アイテム/セット▼」を押して、すぐ下の「集計フィールド」をクリック。
フィールド/アイテム/セットの集計フィールドをクリック
集計フィールドの挿入」ダイアログが開いたら、「消費税」と入力してフィールドに名前を付けます。
「集計フィールドの挿入」ダイアログで名前を「消費税」に変更
数式」のボックス内の「0」を消して「=」の右横にカーソルを置き、「フィールド」一覧の「金額」をダブルクリックするか、選択して「フィールドの挿入」ボタンをクリックします。
「数式」の小窓にカーソルを置いて「金額」をダブルクリック
続けて、「*0.08」と入力します。(消費税率8%:2018現在)
=金額の後に、*0.08と入力
「OK」で、ピボットテーブルに「消費税」の金額が追加されました。
ピボットテーブルに消費税の集計列が表示された
※このピボットテーブルの行ラベルは階層構造を持っており、下位のフィールドだけが集計されています。
▶フィールドの階層とグループ化
上位フィールド(WEB制作・キャラクター・ロゴ)にも消費税額を表示したい時は、「ピボットテーブル ツール」ー「デザイン」の「レイアウト」グループにある「小計▼」のプルダウンメニューから「すべての小計をグループの先頭に表示する」をクリックします。
ピボットテーブルツールのデザインにある「小計」のプルダウンメニューから「すべての小計をグループの先頭に表示する」をクリック」
または、当該セルを選択して、「フィールドの設定」をクリック。
上位フィールドの項目セルを選択して、フィールドの設定をクリック
開いたダイアログの「小計とフィルター」タブで、「小計」を「自動」に設定。
「フィールドの設定」ダイアログの「小計」を「自動」に設定
これでも表示できます。
上位フィールドにも集計値が表示された

集計列同士を加算して「税込金額」を表示

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集計列「合計/金額」と「消費税」を加算して、「消費税込金額」をピボットテーブルに追加してみましょう。
「フィールド/アイテム/セット▼」ー「集計フィールド」をクリックして「集計フィールドの挿入」ダイアログを開き、「名前」を「消費税込金額」に変更、「数式」の「=」の後にカーソルを置いて「フィールド」の「金額」をダブルクリック。続けて、「」と入力します。
「集計フィールドの挿入」ダイアログで、名前を消費税込金額にして、数式に「=金額+」と入れる
その後に続けて、今度は「フィールド」の「消費税」をダブルクリックして「OK」。
=金額+の後に、消費税と入れる
ピボットテーブルに「合計/消費税込金額」が追加されますが、見出しが長すぎるので、数式バーで「税込金額」に修正しました。
追加された消費税込金額のフィールド名を「税込金額」に変更
※見出しの修正時には注意が必要です。隣の「合計/消費税」を「消費税」に変えようとすると、以下のような警告画面が出て拒否られます。
フィールド名の重複を警告する画面
「集計フィールド」に追加したフィールドはブック内の他のピボットテーブルにも利用する可能性があり、ピボットテーブルの列(こちらもフィールド)とは切り離された存在なので、名前を共有することはできないのです。そのため、自動で「合計/」が付くわけですね。ピボットテーブルの見出しを変えるなら、「集計フィールド」で名前を指定する時に見出しに使いたい文字列そのままでなく、少し違えておいた方がいいでしょう。
この例では見出しの方を「消費税額」としました。
フィールド名を変更したピボットテーブル

集計フィールドの編集と削除

挿入した集計フィールドを編集や削除をするのにも「フィールド/アイテム/セット▼」ー「集計フィールドの挿入」ダイアログボックスで操作します 。
「名前」のプルダウンリストから、変更、または削除したいフィールド名を選択。
「集計フィールドの挿入」ダイアログで名前リストから編集や削除をしたいフィールドを選択
追加」ボタンが「変更」ボタンに変わりました。
削除したいなら、そのまま「削除」ボタンをクリック。修正したい箇所があるなら、入力し直して「変更」をクリックします。
「集計フィールドの挿入」ダイアログの「変更」と「削除」ボタン


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