PERCENTILE.EXC関数の使い方|0と100%を除く百分位数を求める

Excel(エクセル)PERCENTILE.EXC関数の使い方|0と100%を除く百分位数を求める

Excel(エクセル)PERCENTILE.EXC関数の使い方|0と100%を除く百分位数を求める

使用関数:PERCENTILE.EXC

百分位数とは?

統計において、数値を小さい順に並べて100分割した中での位置情報をパーセンタイル、または百分位数といいます。

「パーセント」は対象範囲内の割合を示しますが、「パーセンタイル(百分位数)」は割合の位置を示します。50パーセンタイルは数値データ範囲の真ん中を指します。
50パーセンタイルの位置

PERCENTILE.EXC関数とは?

PERCENTILE.EXCの「EXC」はExclusive(エクスクルーシブ)の略語で「除外する」という意味です。PERCENTILE.EXCは「0%と100%を除外して計算する」百分位関数です。

PERCENTILE.EXC関数は「率」を指定して、その位置にある数値(百分位数)を返します。「小さい方から~%(0%と100%を除く)の位置にある数値」を取得します。

PERCENTILE.EXC関数の書式

「数式」タブ「関数ライブラリ」→「その他の関数」→「統計」→ PERCENTILE.EXCをクリックします。
「関数ライブラリ」→「その他の関数」→「統計」→ PERCENTILE.EXC
PERCENTILE.EXC関数の引数は「配列」と「率」です。対象は数値のみ。文字列、論理値、空白は無視されます。

書式の構成はこうなります。
PERCENTILE.EXC関数の書式の構成

PERCENTILE.EXC関数を使った百分位数の求め方

実際にPERCENTILE.EXC関数で百分位数を求めてみましょう。下図は第一次試験の点数表です。上位20%までを合格ラインとして、その点数を取得します。
PERCENTILE.EXC関数で百分位数を求めるデータ表

第一引数「配列」の指定

百分位数を計算するデータ範囲を指定します。この例では点数の入った列のデータ範囲をドラッグで指定しました。
PERCENTILE.EXCで百分位数を計算する「配列」を指定

第二引数「率」の指定

求めたい数値の位置が100分の幾つかを「0」より大きく「1」より小さい数値で指定します。0以下や1以上の数値を指定するとエラー#N/Aになります。
小さい方から10%の位置の百分位数を求めるなら「0.1」、上位10%の百分位数を求める場合は「0.9」と指定します。

この例では上位20%の位置を求めたいので、「0.8」と入力しました。
PERCENTILE.EXCで百分位数を計算する「率」を指定

PERCENTILE.EXC関数を使った上位20%の位置の百分位数が取得できました。
PERCENTILE.EXC関数を使った上位20%の位置の百分位数を取得

百分位数・PERCENTILE.EXC関数のまとめ
  • PERCENTILE.EXC(パーセンタイル・エクスクルーシブ)は小さい方から~%の位置にある数値を求める関数です
  • PERCENTILE.EXC関数は0%と100%を除外して計算します
  • PERCENTILE.EXC関数の引数は「配列」と「率」です
  • 引数「率」は「0」より大きく「1」より小さい数値で指定します
  • 小さい方から10%の位置の百分位数を求めるなら「率」には「0.1」、上位10%の百分位数を求める場合は「0.9」と指定します
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