INT関数の使い方|小数点以下を切り捨て整数を返す

Excel(エクセル)INT関数の使い方|小数点以下を切り捨て整数を返す
Excel関数

Excel(エクセル)INT関数の使い方|小数点以下を切り捨て整数を返す

使用関数:INT

INT関数とは?

INTは整数を意味する「Integer」の略です。インテジャーと読みます。その意味通り、小数点以下をスパッと切り捨てて整数に丸めてくれます。もっと正確に言い換えれば、対象となる数値の小数点以下を切り捨て、その数値を超えず、最も近い整数を返す関数です。

では、整数とは?

整数とは自然数(1.2.3.4.5・・・)及び、負数(-1.-2.-3.-4.-5・・・)を網羅した数の総称です。
ゼロ(0)も整数です。
整数

INT関数とROUNDDOWN(ラウンドダウン)関数・TRUNC(トランク)関数との違いは?

小数点以下を切り捨てるならROUNDDOWN関数やTRUNC関数を使ってもいいのですが、INT関数がお勧めな理由は何と言っても数式の簡潔さです。A1セルに入った数値の小数点以下を切り捨てる数式は「=INT(A1)」。このスッキリ感が最大のセールスポイントです。

ROUNDDOWN関数は切り捨てる「数値」の他に、どの位から切り捨てるかを指定する「桁数」という引数が必須であり、例えば100円未満、10円未満で切り捨てを行いたいというような場合に有用です。
TRUNC関数はもう少し柔軟で、「桁数」を省略しても成り立ちます。ROUNDDOWNとINTの両方の特性を併せ持った関数ですね。

INTは手軽で便利な関数ですが、落とし穴もあります。

INT関数はマイナスの数値では意図しない結果を返す

正の整数(自然数)に置き換えるのであればINT関数は適正に働きますが、負の整数を扱う時は問題が発生します。

下図は、マイナスの伸び率を記した数値の小数点以下を切り捨てて別セルに転記するのにINT関数を使用した例です。E2セルの数値(-14.134)を丸めて表示するため、「=INT(E2)」という数式を入れました。
マイナスの数値をINT関数で丸めてみる
「サイトAの今月の伸び率は-14%でした。」としたいのですが、結果は、
意図しない整数が返された
-15%になりました。ROUNDDOWN関数とTRUNC関数で計算すると、どちらも「-14」と正解を返します。両方とも素直に「-14.134」の小数部分を切り捨てています。

INT関数は「対象となる数値の小数点以下を切り捨て、その数値を超えず、最も近い整数を返す関数」であると前述しましたが、この問題の発生源は「その数値を超えず、」という箇所にあります。「-14」は「-14.134」を超えた数値、より大きい値になるため、「-14.134」を超えない最も近い負の整数「-15」が返されたというわけです。
INT関数とROUNDDOWN・TRUNC関数のマイナス数値で計算した時の違い

正負が混在する表などではINT関数の使用は避け、ROUNDDOWN関数かTRUNC関数を使いましょう。

消費税込の価格を小数点以下切り捨てして表示

税抜き価格の横E3セルに「消費税込価格」を表示させるため、「=D3*(1+8%)」と入力して下までフィルコピーしました。
端数があるので、これをINT関数で処理します。※端数(はすう)とは半端な数、キリの良い数値からはみ出した余計な数のことで、この場合は小数点以下を指します。
消費税込みの価格を表示

INT関数は「数式」タブ「関数ライブラリ」の「数学/三角」の中にあります。
関数ライブラリの数学/三角→INT
引数は「数値」一つだけ。「消費税込価格」を求めた計算式の「=」を除いた「D3*(1+8%)」をここに入力します。
ダイアログでの指定はこうなります。
INT関数の引数に消費税額込みの価格を求める数式を入力

端数を切り捨てた消費税込価格が表示されました。
INT関数で消費税込価格から端数が切り捨てられた

  • INT関数の数式は————→ =INT(D3*(1+8%))
  • TRUNC関数の数式は——–→ =TRUNC(D3*(1+8%))
  • ROUNDDOWN関数の数式は–→ =ROUNDDOWN(D3*(1+8%),0)

INT、TRUNC、ROUNDDOWNともに計算結果は同じですが、数式のシンプルさに違いがありますね。

未記入の時に「0」が表示されるのを避けたいなら、オプション設定(2013以降)するかIF関数に入れ子(下記)しておきましょう。
=IF(D3=””,””,INT(D3*(1+8%))

INT関数のまとめ

  • INT関数はシンプルな数式で小数点以下の端数を切り捨て、整数を返します
  • INT関数を負数(マイナスの数値)で使うと、予期しない結果が返るので注意
  • ROUNDDOWN関数、TRUNC関数とは相違点を把握して使い分ける必要があります
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