AVERAGEIFS関数の使い方|2つ以上の条件を指定して平均値を出す

ExcelのAVERAGEIFS関数の使い方|2つ以上の条件を指定して平均値を出す

※ Microsoft365(旧Office365)Excelの画像で解説しています。

AVERAGEIFSとは?

AVERAGEIFSは、指定した複数の条件を満たす数値の平均を計算する関数です。
【使用例】「B列=曜日」が「日曜日」で「C列=年齢」が「30才以上」の2つの条件を満たす「D列=売上金額」の平均値を出す
【数式例】=AVERAGEIFS(D:D,B:B,”日曜日”,C:C,”>=30″)

ExcelのAVERAGEIFS関数の使い方1

AVERAGEIFとどう違う?
AVERAGEIF(アベレージ・イフ)関数は、1つの条件で検索した値の平均を出します。
AVERAGEIFS(アベレージ・イフ・エス)関数は、2つ以上の条件を指定することができます。複数条件を満たした値の平均を出します。

AVERAGEIFS関数の引数の入力方法

AVERAGEIFS関数の書式

=AVERAGEIFS(平均対象範囲,条件範囲1,条件1[,条件範囲2,条件2]・・・)

ExcelのAVERAGEIFS関数の使い方2

「平均対象範囲」「条件範囲1」「条件1」は必ず指定します。「条件範囲」と「条件」はセットで指定し、最大127まで組み合わせることができます。

引数「平均対象範囲」

  • 平均値を出す数値が入力された範囲です。この範囲の中で、指定した条件を満たすセルの数値から平均を出します。
  • 縦方向(列)または横方向(行)の連続したセル範囲を指定します。
  • 複数列(または複数行)を指定すると#VALUE!エラーが返ります。
  • 「条件範囲」と行数(または列数)を揃える必要があります。揃っていないと0が返ります。

引数「条件範囲」

  • 「条件」を検索する範囲です。
  • 「30才以上」が条件なら、「年齢」が入力された列(または行)のセル範囲を指定します。
  • 複数列(または複数行)を指定するためには、「条件範囲2」「条件範囲3」・・・に1列(または1行)ずつ指定します。
  • 「平均対象範囲」と行数(または列数)を揃える必要があります。揃っていないと0が返ります。
  • 「条件範囲」に「条件」が見つからないと#DIV/0!(0除算エラー)が返ります。

引数「条件」

  • 「条件範囲」を検索するキーです。
  • 数値・文字列・日付・時刻・比較演算子を使った数式を指定できます。
  • 文字列・日付・時刻・比較演算子を使った数式を指定する時は「”」で括る必要があります。
  • 「条件」の指定にはワイルドカードが使えます。
  • 指定した複数の「条件」はAND条件で検索されます。【例】「条件1」かつ「条件2」かつ「条件3」
    複数の条件をOR条件で検索するには?
    • データベースの平均関数「DAVERAGE」で「条件」を縦方向に並べるとOR条件で検索できます。※旧バージョンのExcelでは使えない可能性があります。
    • AVERAGE関数・OR関数・IF関数を組み合わせるとOR条件で検索できます。

Excelで平均を求める関数【一覧】

AVERAGEA
Excelで平均を求めるには?
AVERAGEA
空白セルを除くデータの平均値を求めます。
AVERAGEIF
条件を指定して数値の平均値を求めます。
AVERAGEIFS
2つ以上の条件を指定して平均値を求めます。
DAVERAGE
データベースからAND条件・OR条件などを複数指定して平均値を求めます。
DAVERAGE
Excelで離れたセル、飛び飛びのセル範囲から平均を求めます。

AVERAGEIFS関数は2つ以上の条件で絞り込んだ数値データの平均値を出したい場合に活用しましょう。

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