Excel使いこなしの基礎と応用

AVERAGEとAVERAGEAの違い

使用関数:AVERAGEA、AVERAGE

平均値を算出するAVERAGEとAVERAGEA。パッと見かなり紛らわしい2つの関数の相違点をはっきりさせます。

目次


数値と値

整然と数値が並んだ通常の表であれば、AVERAGEとAVERAGEAの計算結果は全く同じです。
数値だけの表ならAVERAGEとAVERAGEAの計算結果は同じ
ダイアログを比べてみましょう。「数式」タブ「関数ライブラリ」「その他の関数▼」「統計▶」を押せば、一覧に仲良く並んでいます。
「関数ライブラリ」「その他の関数▼」「統計▶」にAVERAGEとAVERAGEAが並ぶ
下図の上がAVERAGE、下がAVERAGEAのダイアログボックスです。
明らかな違いは引数の名前。「数値」と「値」になっていますね。
AVERAGEの引数は数値、AVERAGEAの引数は値
これは、AVERAGEは数値の平均値を計算し、AVERAGEAは文字列などのデータも含む値の平均値を計算するということを意味しています。

具体的に言うと、AVERAGEAでは「文字列」を「0」として計算対象に含みます。

AVERAGEAは、文字列を「0」とカウントして計算

ページの冒頭で、数値が整然と並んだ表ではどちらで計算しても同じ結果が返ると書きました。でも、下図のように「失格」という値が入ったセルが混在すると、違ってきます。
文字列が混在すると計算結果が違う
AVERAGE文字列の入ったセルを無視して計算しますから、5人の競技者の内、「失格」を除いた4人のスコアの合計を人数の「4」で割って平均を出します。チームA=98.3
AVERAGEA文字列の入ったセルを「0」として計算しますから、5人の競技者のスコアの合計を人数の「5」で割って平均を出します。チームA=78.6

AVERAGEAは、論理値を「1」「0」とカウントして計算

AVERAGEA関数では、文字列だけでなく、論理値も計算対象です。
「TRUE」を「1」、「FALSE」を「0」として計算範囲に組み込みます。

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ペナルティのランクを2段階にして、判定から「TRUE」と「FALSE」を表示させています。ちょっと強引ですが、判定の救済措置で「○」なら1点が加算されます。
判定から論理値の「TRUE」と「FALSE」を表示
「TRUE」が1,「FALSE」が0で、下図のように計算されます。
AVERAGEAは「TRUE」が1,「FALSE」が0で計算
この仕様はけっこう使い途がありそうな感じですね。

▶検索して平均値を出すAVERAGEIF関数|2つの範囲の指定がポイント
▶複数条件で平均値を算出するAVERAGEIFS関数|文字列や不等号での条件指定


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