Excel(エクセル)で割り算|商とあまり・関数で応用技

Excel計算

Excel(エクセル)で割り算する|商とあまり・関数で応用技

使用関数:QUOTIENT,MOD,ROW,INT,ROUND,ROUNDDOWN,ROUNDUP

Excel関数一覧

表計算の基本は「足し算・引き算・掛け算・割り算」。「四則演算」といいます。Excel(エクセル)で使う記号は足し算が「+」・引き算が「-」・掛け算が「*」・割り算が「/」です。
ここではExcel(エクセル)で割り算する基本、関数を使って数値データをまとめて割り算する方法、パーセント(割合)の計算、小数点の切り捨てなどを中心に解説します。

計算式で割り算する基本

Excel(エクセル)で割り算する記号「/」スラッシュを使った一番簡単な数式は「=数値/数値」です。
例えば、30を5で割り算するには、セルに「=30/5」と入力します。関数のような括弧()は不要です。
数値を入力して割り算

Excel(エクセル)の割り算の計算式が日付になるエラー

Excel(エクセル)で割り算する記号「/」スラッシュは日付の区切り記号と同じです。
割り算を手入力する時、うっかり「=」を忘れて計算式を「12/4」のように入れてしまうと、たちまち「日付」認定されてしまいます。
割り算を入力して日付になるエラー
一度確定させてしまうと、後から「=」を付け足しても表示設定を変えない限り日付のまま。
表示設定を修正するのも面倒なので、「=」から入力し直しましょう。

数値の入ったセル同士を割り算する

セルを参照して割り算する場合の数式は「=セル番地/セル番地」です。
例えば、セルA1をセルB1で割り算するには、セルに「=A1/B1」と入力します。これも、括弧()は不要です。
セルを参照して割り算する

除算(割り算)の構成

割り算のことを「除算(じょさん)」と言います。

除算は被除数(ひじょすう)=割られる数」「除数(じょすう)=割る数」「(しょう)=割り算した答え」「剰余(じょうよ)=割り算した余り」で構成されています。
除算(割り算)の構成

除算とは、読んだまま、「除いていく計算」です。
被除数から除数を延々と除いていけば剰余が残され、除いた回数がということになります。

パーセント(割合)を割り算で計算する

「商品A」の売上が総売上の何%になるか、という計算式は「=商品A/総売上」となります。個別の数値を全体の数値で割り算するということです。
全体の数値(ここでは総売上)をセル参照する場合はF4キーを一度押して絶対参照にしておきます。
「商品A」の売上が総売上の何%になるかを計算
割り算の計算結果は小数で表示されます。これは「ホーム」タブ「数値」グループにある「%」ボタンを押せば割合の表示に変換されます。
割り算の結果の小数を%を押して割合の表示に変換

関数を利用して割り算の商と剰余(あまり)を計算する

除算に係るエクセル関数には、整数で商を求めるQUOTIENT関数(またはINT関数)、剰余を求めるMOD関数があります。

QUOTIENT関数を利用して、割り算の商を整数で計算する

割り切れない割り算の答えには小数点以下の数字が付きますが、QUOTIENT関数は商(割り算の答え)を整数のみで返します
割られる数値の中に割る数が何個あるかを計算してくれるわけですね。
割り算には小数点以下が付くが、QUOTIENT関数は商を整数のみで返す

QUOTIENT関数の引数は分数の「分子」と「分母」。分子に割られる数、分母に割る数を入れて計算します。
QUOTIENT関数の引数、分子に割られる数、分母に割る数を入れる
計算式はこのようになります。
=QUOTIENT(割られる数(またはそのセル),割る数(またはそのセル))

QUOTIENT関数の使い方、分数との関連、QUOTIENT関数とMOD関数で金種表を作る応用を解説しています。

QUOTIENT関数の使い方|割り算の商を整数で計算
QUOTIENT関数は除算(割り算)の商を整数で求めます。QUOTIENT関数の使い方、分数計算との関連と「割られる数」「割る数」の指定方法、応用としてQUOTIENT関数とMOD関数を組合せて金種表を作る方法を図解しています。

INT関数を利用して、割り算の商を整数で計算する

INT関数もQUOTIENT関数とほぼ同じ働きをします。引数が「数値」一つだけで、QUOTIENT関数より計算式がコンパクトになる利点があります。
INT関数で割り算する
INTで割り算する計算式は「=INT(数値/除数)」となります。半角カンマではなく、「/」スラッシュで除算の計算式を入れる仕様であることに注意しましょう。

INT関数を「-」マイナスの割り算に使うと、適正な答えが得られない可能性があります。
INT関数を「-」マイナスの数値に使うと正常に計算されない
「-」マイナスの数値が含まれている場合はQUOTIENT関数を使用します。

INT関数の使い方。消費税やポイント加算での実例で解説しています。

INT関数の使い方|小数点以下を切り捨て整数を返す
INT関数は小数点以下をスパッと切り捨てて整数に丸めます。INT関数と整数の意味、ROUNDDOWN関数・TRUNC関数との違い、INT関数の使い方の注意点を詳しく図解しています。また、消費税込価格を例に、INT関数の計算の仕方も解説しています。

MOD関数を利用して、割り算の「あまり」を整数で計算する

QUOTIENT関数は割られる数値の中に割る数が何個あるかを計算してくれますが、MOD関数は割られる数から割る数を除いた「あまり」を計算してくれます。
MOD関数は割られる数から割る数を除いた「あまり」を計算する
計算式はこのようになります。
=MOD(割られる数(またはそのセル),割る数(またはそのセル))

MOD関数の基本の計算、0で割り算したエラーの処置、MOD関数とROW関数で奇数と偶数の行を分ける使い方、繰り返し連番を振る使い方、それらの応用でチーム分けをする例などを図解。

MOD関数の使い方|割り算の剰余(あまり)を求める
MOD関数は割り算した「あまり」の数値を返します。MOD関数の基本の計算、0で割り算したエラーの処置、MOD関数とROW関数を組み合わせて奇数と偶数の行を分ける使い方、繰り返し連番を振る使い方、それらの応用でチーム分けをする例などを図解。

ROUND関数を利用して、割り算の小数点以下を四捨五入・切り捨て・切り上げ

割り算の結果に小数点以下を含めたい時は、ROUND関数・ROUNDDOWN関数・ROUNDUP関数で小数点第二位~以下を四捨五入・切り捨て・切り上げして整えます。

四捨五入

ROUND関数で四捨五入します。引数の「桁数」は小数点からの位置を示します。「1」とすると「小数点第1位」を指定したことになります。
ROUND関数で小数点第二位以下を四捨五入
=ROUND(数値/除数,1)

ROUND関数の使い方、小数点以下を四捨五入する基本操作と応用を図解。

ROUND(ラウンド)関数の使い方|自由な桁数で四捨五入
ROUND(ラウンド)関数は桁を指定して数値を四捨五入します。ROUNDの意味や構成、使い方を詳しく図解。税抜価格から消費税を四捨五入で求める操作、平均値を四捨五入するやり方、ROUND関数で五捨六入する方法なども併せて解説しています。

切り捨て

ROUNDDOWN関数で切り捨てます。
ROUNDDOWN関数で小数点第二位以下を切り捨て
=ROUNDDOWN(数値/除数,1)

ROUNDDOWN関数の使い方、小数点以下を切り捨てる基本操作と応用を図解。

ROUNDDOWN(ラウンドダウン)関数の使い方|自由な桁数で切り捨て
ROUNDDOWN(ラウンドダウン)関数は桁を指定して数値を切り捨てます。ROUNDDOWNの意味や構成、使い方を詳しく図解。表示設定で千円単位・百円単位などにする操作、整数部だけでなく、小数点以下だけを取り出す方法なども併せて解説しています。

切り上げ

ROUNDUP関数で切り上げます。
ROUNDUP関数で小数点第二位以下を切り上げ
=ROUNDUP(数値/除数,1)

ROUNDUP関数の使い方、小数点以下を切り上げる基本操作と応用を図解。

ROUNDUP(ラウンドアップ)関数の使い方|自由な桁数で切り上げ
ROUNDUP(ラウンドアップ)関数は桁を指定して数値を切り上げます。ROUNDUPの意味や構成、使い方を詳しく図解。ROUNDUPの引数「桁数」の指定方法、切り上げ例として、食品を購入した消費税込の価格から税抜価格を求め、ROUNDUP関数で切り上げる操作を解説。
まとめ
  • Excel(エクセル)の四則演算で割り算の除算記号は「/(スラッシュ)」です。「=数値/数値
  • Excel(エクセル)の割り算で冒頭の「=」を忘れると計算式が日付になってしまうので注意しましょう
  • 四則演算の計算式ではセル参照でも()括弧は不要です。「=A1/B1
  • 個別の数値が全体の何パーセントかを計算する場合は個別の数値を全体の数値で割り算します。「=個別の数値/全体の数値
  • QUOTIENT関数は割り算の商を整数で計算します
  • INT関数もQUOTIENT関数とほぼ同じ。計算式がコンパクトになる利点もありますが、マイナス(-)で割り算すると予期しない答えが返ります
  • MOD関数は割られる数から割る数を除いた「あまり」を計算します
  • Excel(エクセル)で小数点の割り算をするときはROUND・ROUNDDOWN・ROUNDUP関数で端数を四捨五入・切り捨て・切り上げできます
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