Excel使いこなしの基礎と応用

Excelで数式コピーして一括まとめ計算するワザ

同じ数式を繰り返し入力する手間を省き、ドラッグするかダブルクリックするだけで連続的にまとめ計算をしてくれる方法を解説します。

目次


計算に使う数値が既に入力されている場合

「単価×数量」の数式(=C2*D2)を「合計金額」の数字が入る先頭行のセル「E2」に入力してあります。⇒ 数式の入力
数式を入力する先頭セル
数式が入力されているセル「E2」はアクティブになっているので枠が太線で強調されています。
その枠線の右下角に四角型の突起があるのがわかりますね?
ポイントするのはここ!」という印です。ここを狙ってマウスを合わせます。
数式を入力したセルの角にポイント
マウスのポインタの形が黒い十字形に変わった時点でダブルクリックします。
コピー元のセル角をダブルクリック
「単価」と「数量」の数値が入力されてある全ての行の「合計金額」が自動で計算されました。
入力値のある行の合計金額が自動で計算される
下図が操作後の表です。
数式がコピーされた表


計算に使う数値をこれから入力する場合

とりあえず表のエリアだけを作り、数値を後から入力していくなら、予め数式だけをE列のセル範囲(下図のベージュ色のエリア)に仕込んでおく方法を取りましょう。
数式をコピーするセル範囲
わかりやすくするために品目・品名などを幾つか入力してありますが、これらも後からでOK。列項目とおおよその行数だけ決めておけばいいです。

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「単価×数量」の数式(=C2*D2)を合計金額の数字が入る先頭行のセル「E2」に入力するのは前章と同じ。
数式を合計金額の先頭行のセルに入力
空欄同士を掛け合わせるので、Enterを押すと「0」が入ります。「0」の入ったE2セルを選択し、右下角にマウスを合わせます。
「0」の入ったセルを選択し、右下角にマウスを合わせる
ポインタの形が黒十字型になったらマウスボタンを押して、そのまま放さずに下方向へドラッグします。
下へドラッグして数式をコピー
手を放せば、ドラッグした行数分のセルに「0」が表示され、数式がコピーされたことがわかります。
数式がコピーされ、0が並んだ列
ここに「単価」と「数量」の数値を入力してみましょう。ビールの単価と数量を入力し、Tabキーを押すと、自動で合計金額が表示されます。
数値入力で合計を自動計算
その次以降の行も、単価と数量の数値を入れてタブを押せば、合計金額が即座に計算されます。

実務で作業するとき、金額欄に並ぶ「0」が邪魔だと感じるかもしれません。
この「0」を消しておく方法は、以下の記事を参照して下さい。
▶0が表示されないようにする一番簡単な方法と定番の方法

オートフィルという機能の便利さ

「数式をコピーする」という操作は、最初に入力した式(この例では=C2*D2)をそのままコピーするということではなく、基になる数式(この例ではC列の数字×D列の数字)をコピーするということです。

コピーの過程で表全体の規則性を把握し、臨機応変に数式を変化させるわけですね。

試しに、「数式」タブを開いて、「ワークシート分析」グループにある「数式の表示」ボタンをクリックしてみて下さい。
数式の表示ボタン
行ごとに計算されるセル番地が可変しているのがわかります。
表示された合計金額の列の数式
※金額の数値に戻すには「数式の表示」ボタンを再度クリックします。

こんな風に規則性を予測して連続コピーを行う機能を「オートフィル」といいます。

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数式だけでなく、「オートフィル」は様々なシーンで役立ちます。Excelを扱う上で習得すべき最重要機能の一つです。⇒ ▶ オートフィルを使いこなす!


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