Powerpoint使いこなしの基礎と応用


途切れることなくアニメーションを繰り返し再生する

オブジェクトに適用したアニメーションを繰り返し自動再生させる方法です。単独の図形一つだけアニメーションを適用しているならこれは簡単ですが、複数のオブジェクトと連動させた動きをループさせる場合は継続時間と遅延時間を調整しなければなりません。

目次


単独のオブジェクトに適用したアニメーションを繰り返し再生

単独の図形などにアニメーションを施し、その動きをリピートさせる設定は「効果のオプション」から行います。

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アニメーションが設定されている対象のオブジェクトを選択して、「アニメーション」グループの「効果のオプション」ボタンの真下にある小さな斜めの矢印をクリック。
アニメーションの右下隅矢印をクリック
アニメーション(または、オプション)の名前のダイアログボックスが開いたら、「タイミング」タブをクリック。

・「開始」:アニメーションの開始も自動にしたい場合は「直前の動作の後」に設定

・「繰り返し」:▼からリストを表示、「次のクリックまで」か「スライドの最後まで」を選択
アニメーションのダイアログボックスで繰り返しを設定

「OK」して、アニメーションウィンドウを見ると、
アニメーションウィンドウの時間配分が繰り返しになった
繰り返し再生が適用されたことが分かります。

スライドショーを実行して、自動で動きが繰り返すのを確認してみてください。 ※「スライドショーの設定」で「Escキーを押すまで繰り返す」にチェックを入れて下さい

単独のオブジェクトに適用した複数のアニメーションを繰り返し再生

単独の図形などに複数のアニメーションを追加してある場合は、上記の設定の他に「継続時間」や「遅延時間」を最適化する必要があります。

アニメーションの性質、組み合わせ、動かす範囲のサイズ、他のオブジェクトとの距離感などによって最適な時間の配分は大きく異なるので、これをうまく実装するためには多少の試行錯誤は避けられないと思った方がいいですね。

ここではスライド画面をいっぱいに使ってハンググライダーのイラストを動かす例を挙げてみます。参考にして下さい。
アニメーションを設定するハンググライダーの画像
このイラストに「グローとターン」「シーソー」「スライドアウト」の3つのアニメーションを設定。大空を右上から右下に揺れながら飛行してくる動きを付けて、この動きを繰り返し自動再生させるためには、「継続時間」を調整してハンググライダーが画面を横切って消えるまでの動作をゆっくりにします。

アニメーションウィンドウを開いて下さい。
アニメーション全ての設定
この時点で、3つのアニメーション全てを選択して「効果のオプション」を開き、前章で単独のオブジェクトに設定したように「繰り返し」を「次のクリックまで」にしてあります。ただ、「開始」のタイミングが全て「クリック時」のままなので、再生するとクリックする度にそれぞれのアニメーションが単独で繰り返されるだけです。

そこで、一番上のアニメーション(グローとターン)だけをクリック、右端▼から「直前の動作の後」を選んで設定。
グローとターンの開始のタイミングを直前の動作の後にする
次に、残りのアニメーションを二つとも選択して、下のアニメーション右横▼から「直前の動作と同時」を選んで設定します。
シーソーとスライドアウトの開始のタイミングを直前の動作と同時にする
この設定直後に再生すると、ハンググライダーが流れ星みたいにランダムに落下してくる感じ。ハンググライダー大会でいっぱい飛んでますっていうシチュならいいかもしれないけど、とにかくここでは一つの画像が風に乗ってゆら~っと飛んで来る動きにしたいので滞空時間を長く調整しましょう。

アニメーションウィンドウで1番目(グローとターン)と3番目(スライドアウト)のアニメーションをControlキーを押しながら二つとも選択し、
グローとターン、スライドアウトを選択
「効果のオプション」を開き、「継続時間」▼で「5秒(さらに遅く)」に設定。
継続時間を5秒に設定

2番目のアニメーション(シーソー)はこのままだと他の二つの動きに埋没してしまうので逆に「継続時間」を早めます。

アニメーションウィンドウで選択し、
シーソーを選択
「効果のオプション」を開いて「継続時間」を「1秒(速く)」に設定します。
継続時間を「1秒速く」にする

スライドショーを実行して、自動で動きが繰り返すのを確認してみてください。
設定したアニメーションの動き
▶このアニメーションの動きを確認したい場合はダウンロードできます

複数のオブジェクトそれぞれの動きを交互に繰り返し再生

複数のオブジェクトを連動させたアニメーションを設定している場合、全部のオブジェクトが設定した順序で動き、その動きをグループ化できるんなら話は早いんですが、PowerPointの仕様では今のところムリ。

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複雑な組み合わせだと実装するのは困難ですが、例えば下図のように二つのドーナツ型の図を重ねて、
二つの楕円の図にアニメーション適用
青い方を左から「ワイプ」で徐々に表示させ、赤の方は右から表示させ、最後は「フェード」で消すという動きを繰り返す設定は比較的簡単です。
ワイプとフェードの動き

「効果のオプション」で青の方を「左から」に、赤の方を「右から」に、「開始」のタイミングを「直前の動作と同時」に、「継続時間」を「3秒」に、「繰り返し」を「次のクリックまで」か「スライドの最後まで」に設定するだけです。

ただ、これを青を先に表示させ、続いて赤を表示させるというように交互に繰り返させるためには「遅延」を利用してタイムラグを生じさせる方法を使います。

それぞれのアニメーションを以下のように設定。
青い楕円のワイプの設定
青い楕円のフェードの設定
赤い楕円のワイプの設定
赤い楕円のフェードの設定

アニメーションウィンドウはこんな風になります。
遅延を適用後のアニメーションウィンドウ

青の表示と消失が完全に完了してから赤の表示が始まるわけではなく、二つの図の動きは微妙に重なりますが、今のところこれが限界です。

青の動きが完了する前に赤が動く

この動きを確認したい方はダウンロードして下さい。
繰り返し再生する赤と青の楕円(遅延設定前のアニメーション、二つの額縁型がそれぞれ逆方向に回転し続けるアニメーション↓も入っています)
二つの額縁型が逆方向にスピンし続けるアニメーション

▶複数のアニメーション追加する方法・詳細

Officeで作れるもの