Excel(エクセル)グラフの凡例の名前を変える3種類の方法

修正後のグラフと表

エクセルで「凡例」の名前を編集する方法の主なものをまとめました。

元の表データの項目名を変えれば凡例も変わる

グラフはデータ表から作成しますから、凡例名は表の項目名と一致しています。当然のことながら、凡例に対応する元表の項目名を変えればグラフ中の凡例名も変わります。

「4月」「5月」「6月」という表の月度名を「7月」「8月」…と変えていけば、この表から作成したグラフの凡例名も同時に変わります。
表データの項目名を変えればグラフの凡例名も変わる

Excel(エクセル)グラフの凡例名だけを変えたい時は・・・

上記例の月度のように短い項目名ならいいのですが、商品名など長いものは意図しない位置で改行されたりして見栄えが悪くなる場合があります。

といって、表では必要な情報を含んだ名称のまま使いたいというようなときは、グラフの凡例名だけを変えることができます。
長い凡例名のグラフ見本
上図のような長すぎる凡例を変えるには、「グラフツール」「デザイン」の「データ」グループにある「データの選択」ボタンをクリックします。
データの選択ボタン
「データソースの選択」ダイアログボックスが開いたら、左側エリアの「凡例項目」に並んだ中から修正したい項目を選んで「編集」ボタンをクリック。
データソースの選択ダイアログボックス
「系列の編集」ダイアログが開いたら、変更したい凡例名を打ち込みます。
系列の編集ダイアログで凡例名を入力
「OK」で「データソースの選択」ダイアログに戻り、他の系列も同様にして変更。
凡例の全ての系列を修正
グラフの凡例名が変わり、表の項目名はそのままです。
修正後のグラフと表

SERIES関数を修正してExcel(エクセル)の凡例名を変える

上記例の棒グラフでは凡例が3種類の「系列」に色分けされています。

オレンジ色で示された「セットA」系列の棒を一つクリックしてみましょう。
グラフの系列をクリック
グラフの中の同系列の棒が全て選択され、同時に、数式バーに下図のような数式が出現していますね。
数式バーにSERIES関数
この、「SERIES関数」はグラフの系列を定義する関数です。


=SERIES(Sheet1!$B$2,Sheet1!$A$3:$A$5,
Sheet1!$B$3:$B$5,1)
=SERIES(系列の名前,横軸の項目,数値,系列の並び順)


一見すればわかると思いますが、「データソースの選択」ダイアログを開かなくても、数式バーでカッコ内の最初のピンク部分を変更したい凡例名に変えればいいわけです。

=SERIES("セットA",Sheet1!$A$3:$A$5,Sheet1!$B$3:$B$5,1)
ダブルクォーテーション「""」に入れるのを忘れずに!

ここがポイント
数式のカッコ内の最後にある数字を2や3に変えれば、凡例と棒の並び順も変えられるよ
SERIES関数を修正して系列の並び順を変える

凡例の名前を変えてグラフをすっきり見やすく!

グラフエリアは限られたスペースです。凡例の名前を短くするだけでもグラフ全体の印象をすっきり見やすくさせる効果があります。それだけでなく、グラフの系列との対応が分かりやすくなり、資料としてのグラフの価値もアップするでしょう。この機会に凡例の名前を見直して、資料作りに役立てて下さい。

凡例の位置の編集はこちらの記事に詳しく。

凡例の移動と配置

タイトルとURLをコピーしました